9・9節【調査会NEWS2544】(29.9.9)
北朝鮮の建国記念日を通称「9・9節」と言います。まだ9日は終わっていないので何とも言えませんが、建国記念日がこんなに注目される国も他にないでしょう。金正恩は「ほらみろ、核・ミサイルの開発をやっているからこそこんなに注目されるんだ」と言っているかもしれません。
次は10月10日の朝鮮労働党創建記念日です。どこまで続くか分かりませんが、行き着くところまでやるのでしょう。その終点がどこなのか、終わってから「私はそう考えていた」という人は多数出てくるでしょうが、正直言って様々な要素が加わり予想は無理だと思います。
もし、北朝鮮の引き延ばしが成功して時間を稼ぎ、ミサイルが本当に使えるようになったなら、それを撃ち込む場所として一番可能性があるのは日本です。韓国は近すぎるし通常兵器で済む、米中露は核大国ですから報復が怖くて撃てない。
日本にミサイルが撃ち込まれるとして、米国がどこまで守ってくれるかは何とも言えません。少なくとも日本が自分で戦おうとしないのに日本の代わりに米国が戦う義理はありません。
日本は「平和主義」とか「戦争放棄」という美名で自らの不道徳をごまかし、人に戦争を押し付けて「舞台の上」の平和と繁栄を享受してきました。因果応報で、そのツケは必ず回って来ます。
9・9節の報道に一喜一憂する日本の姿は後世笑い者になるのかもしれません。
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