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2018年9月 6日

日本は例外ではない【調査会NEWS2813】(30.9.6)

最新の北朝鮮船・遺体着岸漂流一覧
http://araki.way-nifty.com/araki/2018/08/30816-64b3.html
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 1日に発売になった月刊「正論」10月号に福井義高・青学大教授が「“拉致”解決への教訓ー捕虜を見捨てたアメリカー」と題して寄稿しています。前にも紹介した米国の著名なジャーナリスト、シドニー・シャンバーグの論文を中心に、ベトナムで捕虜になった米兵を米国政府が見捨てたこと、そしてそれを隠蔽し続けたことについての論文です。

 読んでいて思ったことは日本における拉致の隠蔽と構造は同じということです。例えば福井論文にはこんなことが出てきます。

「我々は、インドシナにおいてまだ生きている米国人の存在を示すものを現時点では持ち合わせていない」(国防総省担当官)

「国家の最重要課題(highest national priority)」(レーガン大統領)

「生存捕虜を示すいかなる信頼出来る証拠も、有無を言わせる証拠もない」(レナード・ペローツ国防情報局長官)

(1993年時点での生存捕虜に関して)「その可能性を示すいくつかの証拠を持ち、さらに精査する必要のある情報が存在するものの、現時点では東南アジアにおいて米国人が生きたまま捕らえられていることを証明する決定的証拠は存在しない」(乗員特別委最終報告書)

「いったん(ベトナムからの撤兵)合意時に公開しないことを決めてしまった以上、次の年、誰も公開することを望まない。それはあまりにばつが悪い。時がたてばたつほど、益々ばつが悪くなる」。こうして真実は伏せられ「先送りされていく」(デイビット・ボーレン上院情報特別委員長)

 どこかで聞いたような、あるいは感じたような話ばかりです。また、昭和60年(1985)米軍機が墜落したとされる場所(ラオス)で人骨が発見されると米軍は直ぐに13名に行方不明米兵の遺骨と断定するものの、再鑑定をしたところ軍の鑑定がずさんで、捏造の疑いすらあったとのことです。関係ない遺体を本人だとして死んだことにするというのもどっかで聞いたような話です。

 さらに生存米兵問題隠蔽の主役となったのが、共和党はベトナム帰還兵としてヒーローになり大統領候補になったジョン・マケイン、そして民主党はジョン・ケリー、後の国務長官という大物でした。また、米国大手のマスコミも、結果的にはその隠蔽に大なり小なり手を貸したわけで、まさにある意味「オール・アメリカ」だったとも言えるのではないでしょうか。

 さて、福井さんはこの論文で「拉致被害者救出にあたっても、しばしば主張される戦後日本『独自』の在り方は必ずしも決定的ハンディキャップとはならない」と書いています。言い換えれば隠蔽は日本の憲法や戦後体制が特殊だから起きたわけではないとも言えるでしょう。

 国家にとって参考書はあっても教科書はありません。一見揺るぎないような「文明社会」も台風や地震などの自然の力に対してはいかに脆いものかを実感します。私たちはもういちどゼロベースに帰り、原点に戻って今何をすべきか考える必要があるのではないでしょうか。

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特定失踪者データ(51)

◎氏名:山本 正樹
◎よみかた:やまもと まさき
◎生年月日:昭和12(1937)年6月1日
◎当時の年齢:29歳
◎失踪年月日:昭和41(1966)年7月11日
◎特徴:宅地建物取引主任資格。大工、少林寺拳法の心得あり。
◎当時の身分:会社員(不動産会社)
◎最終失踪関連地点:大阪府枚岡市(現東大阪市)
◎当時の居住地:大阪府枚岡市(現東大阪市)
◎失踪の状況:その年の3月、自転車を相手にした軽い人身事故を起こした。7月13日に家族が自宅へ行くと「数日友達の所へ行く。誰が訪ねてきても行方不明と言ってくれ」というメモがあり、隣室の人に聞くと「2日前にスーツケースを持って出て行くのを見た」と言っていた。その後消息なし。交通事故の裁判があったがそれにも出てこなかった。

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・定価1200円(税別)
<荒木著『靖国の宴」』(高木書房刊)>
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<荒木著『北朝鮮拉致と「特定失踪者」』(展転社刊)>
・定価1800円(税別)
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