« 『その後』を考える集い6(30.9.5) | トップページ | 「海外事情」9・10月号(朝鮮半島特集) »

2018年9月11日

死因 【調査会NEWS2816】(30.9.11)

 身元不明漂着遺体のリストをまとめていると、官報に掲載されたものはほとんど死因不明になっています。一部に溺死と思われるものがありますが、本当のところはよく分かりません。

 たとえば、リストにある平成10年(1998)12月25日に福井県大飯郡高浜町和田海岸に漂着した遺体は次のような状況でした。
--------------------------------
 丸太組みのいかだとロープでつながれた男性遺体3体(軍服姿、腐乱し一部白骨化、死後1~3カ月 30~50代、身長1m60~70センチ 胴体と足に直径約20センチの球形ブイ数個が付いていた)。
-------------------------------
 まず、いくら北朝鮮でも丸太のいかだで海に漁に出ることはありえません。あの平底木造船で日本にやってくるのも私たちの常識を越えていますが、動力もないいかだで海に出るということ自体ありえないでしょう。いわんや軍服を着て。また、「胴体と足に直径約20センチの球形ブイ数個」というのですが、例えば亡命をしようとして(いかだで亡命というのも考えにくいですが)途中遭難したとすれば浮き輪代わりにブイを使った可能性もありますが、胴体はともかく足にブイを付けるというのも変な話です。

 そもそも、丸太組みのいかだが北朝鮮からいかだのままで日本に流れ着くかということも不思議です。冬の荒れた日本海ですから途中でバラバラになってしまうのではないでしょうか。考えられるのは海岸近くで軍服を着た死体をいかだに縛り付けて海に流したのではないかということです。死体など収容所でいくらでも手に入ります。

 あるいはこれが日本政府への何かのメッセージだった可能性もあります。ひょっとしたら昨年秋から冬にかけての多数の漂着船や漂着遺体の中にもそういうものがあるのかも知れません。実際石川県志賀町に漂着した木造船でスクリューのシャフトが脱落し、そこに布が詰めてあったものがありましたが、山田吉彦・東海大教授はこの船が最初からスクリューやエンジンを外して海に流したものと指摘しています。その意図は分かりませんが。

 5日の「『その後』を考える集い6」で、荒天になった場合船員が船の中にいるか甲板に出るかという議論になったとき、水産学部出身で実際に船に乗った経験のある増元照明・前家族会事務局長は船内にいることはできないだろうから甲板に出るはずと言っていました。そうすると遺体で流れ着いたものは船から振り落とされたということになりますが、逆に言えば船内にあった遺体は何なのか。機関故障で流されているいるうちに低体温症で亡くなったのかなど、色々疑問が出てきます。

 このようなことを政府のどこかで分析しているところはあるのでしょうか。あるならもう少し公開しないと、何かのときにパニックが起きかねないと思うのですが。
------------------------------------------------
最新の北朝鮮船・遺体着岸漂流一覧
http://araki.way-nifty.com/araki/2018/08/30816-64b3.html
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
特定失踪者データ(54)

◎氏名:蘇武 喆子
◎よみかた:そぶ てつこ
◎生年月日:昭和17(1942)年8月3日
◎当時の年齢:24歳
◎失踪年月日:昭和42(1967)年1月9日
◎特徴:身長158センチ。体重55キロ。血液型B型。中肉中背。太めの髪質。近視でメガネ着用。
素直で優しい。また慎重で几帳面な性格。
◎当時の身分:家事手伝い。編み物教室に通っていた。
◎最終失踪関連地点:北海道帯広市
◎当時の居住地:北海道帯広市
◎失踪の状況:失踪日は吹雪のような雪であった。夕方18時頃、兄が一時帰宅した際には喆子さんは在宅が、その後孝夫さんは仕事に出かけ、21時頃に妹が帰宅した際に喆子さんはいなくなっていた。いつも着ていたオーバーはなく、財布と普段履いていた靴もなくなっていた。保険証、貯金通帳等は残されてままで、荷物をまとめた形跡や荒らされた様子もいない。その後2年ほどの間、年に2、3回の無言電話が実家に掛かって来たがが、「てっちゃん?」と呼びかけても何も言わずに切れてしまった。


//////////////////////////////////////////////////

<調査会・特定失踪者家族会役員の参加するイベント(一般公開の拉致問題に関係するもの)・メディア出演・寄稿・特定失踪者問題に関する報道(突発事案などで、変更される可能性もあります)等>
※事前申込み・参加費等についてはお問い合わせ先にご連絡下さい。


・9月15日(土)14:00
場所 兵庫県民会館けんみんホール(神戸市中央区下山手通4-16-3)
 地下鉄県庁前駅東1出口徒歩2分
・調査会村尾建兒副代表が参加
・問合せ 調査会

・11月10日(土)「拉致問題講演会」(群馬県・救う会群馬他主催)
・松井田文化会館( 信越線西松井田駅徒歩7分 027-393-4400)
・調査会荒木代表が参加
・問合せ 群馬県地域福祉推進室(027-226-2518)
----------
・channelAJER(チャンネル アジャ)では代表荒木の担当する番組『救い、守り、創る』を送信しています。会員制ですが1回30分の番組の前半は無料で視聴していただけます。
http://ajer.jp
-----------
※特定失踪者に関わる報道は地域限定であってもできるだけ多くの方に知らせたいと思います。報道関係の皆様で特集記事掲載や特集番組放送などについて、可能であればメール(代表荒木アドレス宛)にてお知らせ下さい。
----------
<荒木共著『自衛隊幻想」』(産経新聞出版)>
・定価1200円(税別)
<荒木著『靖国の宴」』(高木書房刊)>
・定価1000円(税別)
<荒木著『北朝鮮拉致と「特定失踪者」』(展転社刊)>
・定価1800円(税別)
_________________________________________
特定失踪者問題調査会ニュース
---------------------------------------------------------
〒112-0004東京都文京区後楽2-3-8第6松屋ビル301
Tel03-5684-5058Fax03-5684-5059
email:comjansite2003■chosa-kai.jp
※■を半角の@に置き換えて下さい。
調査会ホームぺージ:http://www.chosa-kai.jp/
YouTube https://www.youtube.com/channel/UCECjVKicFLLut5-qCvIna9A
発行責任者荒木和博(送信を希望されない方、宛先の変更は
kumoha551■mac.com宛メールをお送り下さい)
※■を半角の@に置き換えて下さい。
<カンパのご協力をよろしくお願いします>
■特定失踪者問題調査会■
郵便振替口座00160-9-583587口座名義:特定失踪者問題調査会
銀行口座 みずほ銀行 飯田橋支店 普通預金 2520933 名義 特定失踪者問題調査会
(銀行口座をご利用で領収書のご入用な場合はご連絡下さい)
■特定失踪者家族会■
郵便振替口座 00290-8-104325 特定失踪者家族会
銀行口座 ゆうちょ銀行 普通預金 店番128 口座番号4097270 特定失踪者家族会 代表者大澤昭一
______________________________________________________

|

« 『その後』を考える集い6(30.9.5) | トップページ | 「海外事情」9・10月号(朝鮮半島特集) »