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2018年9月14日

解決 【調査会NEWS2818】(30.9.14)

 今日、日本記者クラブで自民党総裁選の討論会が行われました。安倍総理・石破元幹事長のお二人がそれぞれの政見を述べていました。拉致に関わる部分しか見ていないのですが、その範囲では、お二人のどちらの発言も納得できませんでした。

 安倍総理は質問に答えて「『安倍政権しか拉致問題を解決できない』と言ったことはない。ご家族がそう言ったことは承知している。だから責任を感じている」と言っていました。これは間違いではありません。確かに安倍総理は自分の任期中に拉致問題を解決するとは言いましたが、自分しかできないとは言っていません。しかしこの言葉にはどうしてもひっかかります。国家の主権が侵害されているのですから、家族がどうこうという問題ではない。もっと大きな問題があることに気付いていないか、あるいは意図的にそこから目を逸らしているとしか思えない。

 石破元幹事長は日朝に双方の連絡事務所を設置すべきと言っていました。そして「(交渉を)少しずつ積み重ねて、その先に拉致問題の解決がある」とのことでした。そうやっていたら本人も家族も皆死んでしまうという、当たり前のことは全く念頭にないようでした。そしてその矛盾に悩んでいる様子もありません。

 さらに二人に共通することですが、どちらも「解決」というのを現在の政府認定者の残り12人にせいぜいプラスアルファ程度としか思っていないのではないかということです。特定失踪者については言葉のニュアンスからも念頭に置いていることはほとんど感じられませんでした。聞いている方もあまりそういう問題意識はなかったようですが。

 また、二人とも簡単に「解決」と言っていましたが、3日前に拉致された子供を取り返すといったことと、北朝鮮による拉致は根本的に違います。もし本当に「解決」というなら横田めぐみさんは昭和52年11月15日に時計の針を戻して、バドミントンの練習の後何事もなく家に帰って夕食がとれるようにしなければなりません。

 拉致されて北朝鮮で亡くなった人も、拉致される途中で殺害された人もいるでしょう。16年前に帰国を果たした5人にしても、それまでの24年間を取り返すことはできません。これらの、様々な形で拉致被害を受けた人々にとって「解決」とは何なのでしょう。また、長年にわたって拉致が続いてきて、それに対する備えは何も進んでいないというこの国の現状は全く議論にもなりませんでした。

 もちろん、他の政党の党首がこのお二人より拉致問題に積極的かというわけでもありません。これは本当に、何とか構造を変えることを国民の声、民間でやっていくしかないと、あらためて思っている次第です。
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最新の北朝鮮船・遺体着岸漂流一覧
http://araki.way-nifty.com/araki/2018/08/30816-64b3.html
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特定失踪者データ(56)

◎氏名:城崎 瑛子
◎よみかた:しろさき えいこ
◎生年月日:昭和21(1946)年7月20日
◎当時の年齢:20歳
◎失踪年月日:昭和42(1967)年4月21日
◎特徴:身長153センチ。趣味は裁縫、洋裁。
◎当時の身分:家事(農業)手伝い
◎最終失踪関連地点:北海道岩内港
◎当時の居住地:北海道共和町
◎失踪の状況:朝8時か9時頃、いつものように母親に「服地を買いに町に行ってくる」と言い残して外出。12時頃、岩内港の防波堤に、本人の靴、かばん、服地、ケーキなどが置いてあるのを地元漁師が発見し、岩内署に連絡した。遺留品が本人のものと確認できたため、警察がダイバーを出し、付近海底を捜索したが死体は発見されなかった。


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<調査会・特定失踪者家族会役員の参加するイベント(一般公開の拉致問題に関係するもの)・メディア出演・寄稿・特定失踪者問題に関する報道(突発事案などで、変更される可能性もあります)等>
※事前申込み・参加費等についてはお問い合わせ先にご連絡下さい。

・9月15日(土)14:00「『ふるさとの風』『しおかぜ』共同公開収録in神戸」
・兵庫県民会館けんみんホール(神戸市中央区下山手通4-16-3)
 地下鉄県庁前駅東1出口徒歩2分
・調査会村尾建兒副代表が参加
・問合せ 調査会

・11月10日(土)「拉致問題講演会」(群馬県・救う会群馬他主催)
・松井田文化会館( 信越線西松井田駅徒歩7分 027-393-4400)
・調査会荒木代表が参加
・問合せ 群馬県地域福祉推進室(027-226-2518)
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<荒木共著『自衛隊幻想」』(産経新聞出版)>
・定価1200円(税別)
<荒木著『靖国の宴」』(高木書房刊)>
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