小さな正義 【調査会NEWS2839】(30.10.12)
前の続きみたいな話ですが、一昨年から昨年にかけて、韓国で朴槿恵大統領退陣を求めるロウソクデモが行われ、弾劾へと進む中で、韓国の友人の中で何人か、それを肯定的にとらえる人がいました。もともと北朝鮮の人権問題に関心がある人たちなのですが、それでも崔順実ゲートに憤っていたのです。
それはそれで一つの正義感だったのかも知れません。しかし事件の発端となったタブレットは後に捏造であったことが分かり、結局は朴槿恵潰し、そして左翼・親北政権へと至る計画的な流れであったことが後に分かります。ですから彼らは結果的に北朝鮮人民を苦しめ、韓国に脅威を与え、日本人をはじめとする外国人を拉致し、核ミサイルなどで国際的に非難される金正恩体制の延命に手を貸したことになります。
話は飛躍しますが、昭和34年(1959)から始まった北送運動(北朝鮮への帰還運動)のとき、日本の各政党もマスコミも、ほとんど例外なくそれを支持する立場でした。当時大ヒットした吉永小百合主演の映画『キューポラのある街』でも北送運動を肯定的に描いていますし、その続編では北朝鮮に渡ることをためらう日本人妻(菅井きん)を主人公(吉永小百合)が北朝鮮に行くように説得する、今から考えるとグロテスクな場面も出てきます。
あのとき、この運動に反対したのは民団(当時は在日本大韓民国居留民団)などごく一部でした。民団の青年会では新潟に向かう列車の前に立ちはだかり線路に寝るなどの妨害を行いました。
それは当時の世相からすれば批判的にとらえられたでしょう。しかし、その後の帰国者が辿った運命を考えると、成功していれば北朝鮮での苦しみを受ける人は減ったはずです。
モリカケもそうですが、目先のことで小さな正義感を振りかざすのは楽ですし、そうしていれば大きな不正義に目をつぶっていることを忘れることもできます。でも、大きな不正義に目をつぶることはやがて小さな正義感すら踏みにじることになるのではないか、そのとき批判を受けても言うべきことは言い、すべきことはしなければならないのではないかと、自分自身あらためて自問しているところです。
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最新の北朝鮮船・遺体着岸漂流一覧
http://araki.way-nifty.com/araki/2018/08/30816-64b3.html
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◎氏名:七條 一
◎よみかた:しちじょう はじめ
◎生年月日:昭和23(1948)年8月22日
◎当時の年齢:
◎失踪年月日:昭和45(1970)年2月10日
◎特徴:身長165センチ。中肉中背。靴24.5センチ。血液型O型。眼鏡着用。盲腸手術あり。
◎当時の身分:大学3年生
◎最終失踪関連地点:石川県金沢市のユースホステルを出発して
◎当時の居住地:東京都杉並区
◎失踪の状況:2月3日早朝、下宿を出て北陸方面へ旅行。能登を回って西宮市の母の実家に立ちより徳島に帰る予定で8日に金沢市内のユースホステルを出発したが、「能登を回ってバスが遅れ、大阪行きの汽車に遅れた。もう一泊する」と金沢に再度宿泊。10日午前9時15分頃、金沢のユースホステルを出発して以降消息不明。「雪が降っていたので兼六園の雪景色を見てくると言って10センチ位積もった雪の上を堤防の方に向かって歩いて行った」という証言と「東尋坊・永平寺に回ると言って宿を出る」という証言がある。
10日は夕方のフェリーで西宮市の母の実家から祖父母を一緒に徳島に連れて帰り、翌11日に行われる自宅での法要に出席する約束をしていた。事前に東京の下宿から法要出席のための背広を西宮の母の実家に送ってあった。また弟の受験のため、14日には弟と東京に行く約束をしていた。
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10月14日(日) 18:00〜「北朝鮮拉致ってどうよ?トークライブ」
・Q&Q(北海道厚岸郡厚岸町港町2-108)
根室本線厚岸駅徒歩12分
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・問合せ Q&Q(0153-52-2340)
・10月27日(土)14:00「『ふるさとの風』『しおかぜ』共同公開収録in愛媛」
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・調査会村尾建兒副代表が参加
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「力ずくでも拉致解決」覚悟なき安倍総理も河野洋平と大差なし
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