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2018年10月14日

まさか 【調査会NEWS2841】(30.10.14)

 私が若い頃からお世話になった成均館大(ソウル)の教授、李命英先生は北朝鮮問題の韓国における第一人者でした。著書の『四人の金日成』などは読まれたことのある方もおられると思います。

 その李命英先生が最も心配しておられたのが北朝鮮の対南工作活動で、80年代、まだ韓国の中に「反共」の雰囲気が色濃く残っている中でも北朝鮮の様々な工作が行われていることについて警鐘を鳴らし続けておられました。

 「ソルマ(まさか)、ソルマと言っているうちに次第にやられていく」という言葉が今も耳に残っています。様々な韓国人の言葉や文章を分析し、秘密裏に行われている北朝鮮の工作活動を読み取ってこられたことの結果だったと思います。そしてまさに現代の韓国はその通りになってしまいました。今は泉下におられる李命英先生がどう思っておられるか。私自身は一外国人に過ぎないのですが、何ともお恥ずかしい気持ちです。


 さて、「まさか」は私たちにも例外ではありません。「まさか中学校一年生の女の子を拉致していくことはないだろう」と、かつては多くの人が思っていました。今なら「まさか何十年もの間、日本に工作員が自由に出入りし、国内にも多数の固定工作員がいて日本人拉致を続けてきたなどということはないだろう」と、多くの人は思っているのではないでしょうか。

 拉致にも限らないし、北朝鮮にも限りません。さまざまなことについて、多くの国民は「まさか」と思って少しずつ後退していないでしょうか。さらに今なら「安倍政権なのだから、まさか…」というのも付いているかも知れません。しかし危機は私たちの思い込みとは別に進行しています。それに備える覚悟は絶対に必要です。

 自然災害の多いこの国で「まさか、大地震は来ないだろう」とか「まさかゲリラ豪雨は来ないだろう」と思う人はほとんどいないでしょう。皆それぞれに自然災害は想定しています。その想定を侵略行為、日本に対する破壊行為に広げる必要があると思う次第です。

 以下は昨日、新潟県胎内(たいない)市の薄田智議員からいただいた「平成29年胎内市国民保護訓練の概要」の「訓練想定」の部分です。胎内市は昨年11月22日、北朝鮮の武装工作員が上陸したことを想定し、それへの対応の訓練を行っています。

 この翌日23日、秋田県由利本荘市の本荘マリーナに8人(10人との説も)の乗った北朝鮮船が着岸しました。その後北海道の松前小島に10人上陸したのが発見されています。おそらく住民が気付かないうちに上陸した人間もいるでしょう。本来こういう訓練は各地で行われるべきなのですが、その後行われたという話は聞きません。たまたま私が知らないだけであることを祈っています。

 「まさか」と言っているうちに気付いたら間に合わなかったということにだけはしたくありません。特にこのメールニュースをご覧の首長国会・地方議員の方はぜひこれからでも備えていくようにご尽力をお願いする次第です。この「概要」の全文が必要でしたらご連絡いただければPDFで送ります。
 
<平成29年度胎内市国民保護訓練・訓練想定>

・平成29年11月20日、日本海側で国籍不明船が漂着し、武装工作員と思われる不審者と警察による銃撃戦により、双方に負傷者が出ている。不審者は武器を携行していると思われる。
・11月21日夕方、桃崎浜海岸のテトラポットに漂着した国籍不明船を漁から戻っ
た漁船が発見。中にはダイバースーツ等が脱ぎ捨てられており、周辺の海岸には、武器・弾薬が入っていたと見られる木箱の一部が打ち上げられていた。
・新発田警察署胎内分所は、関係機関に通報し、直ちに桃崎浜周辺に警戒配備をするとともに、新潟県警察は、県内主要幹線道路に検問所を設置した。同時に県は自衛隊に治安出動要請を行い、21日21:00に集落一帯入口を警察により封鎖を完了した。
・集落区長は、集落呼集網により、21:30に翌日の早朝7:00から集落開発センター前から警察官の誘導に従い、検問所を通過した後、市の準備したマイクロバスで総合体育館(実行動は乙地区交流施設)へ非難する連絡を完了した。
・胎内市長は、関係課と調整を行い、マイクロバスの準備及び避難所・救護所開設の指示を行った。


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最新の北朝鮮船・遺体着岸漂流一覧
http://araki.way-nifty.com/araki/2018/08/30816-64b3.html
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◎氏名:越川 力
◎よみかた:こしかわ つとむ
◎生年月日:昭和21(1946)年4月18日
◎当時の年齢:24歳
◎失踪年月日:昭和45(1970)年7月19日
◎特徴:身長166センチ。体重60キロ。血液型A型
◎当時の身分:会社員
◎最終失踪関連地点:東京都練馬区のアパートを出て行方不明
◎当時の居住地:東京都練馬区
◎失踪の状況:アパートの大家に「海に行ってくる」と言って出ていったあと、行方不明になる。


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<調査会・特定失踪者家族会役員の参加するイベント(一般公開の拉致問題に関係するもの)・メディア出演・寄稿・特定失踪者問題に関する報道(突発事案などで、変更される可能性もあります)等>
※事前申込み・参加費等についてはお問い合わせ先にご連絡下さい。

10月14日(日) 18:00〜「北朝鮮拉致ってどうよ?トークライブ」
・Q&Q(北海道厚岸郡厚岸町港町2-108)
 根室本線厚岸駅徒歩12分
・調査会村尾建兒副代表が参加
・問合せ Q&Q(0153-52-2340)

・10月27日(土)14:00「『ふるさとの風』『しおかぜ』共同公開収録in愛媛」
・愛媛生涯学習センター(松山市上野町甲650)
 JRバス・伊予鉄バス下原町バス停下車(松山自動車道松山インターから10分)
・調査会村尾建兒副代表が参加
・問合せ 調査会

・11月10日(土)「拉致問題講演会」(群馬県・救う会群馬他主催)
・松井田文化会館( 信越線西松井田駅徒歩7分 027-393-4400)
・調査会荒木代表が参加
・問合せ 群馬県地域福祉推進室(027-226-2518)
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・産経オピニオンサイト「iRONNA」 荒木論文
「力ずくでも拉致解決」覚悟なき安倍総理も河野洋平と大差なし
https://ironna.jp/article/10763
 ※産経新聞本紙にも転載されました。

・channelAJER(チャンネル アジャ)では代表荒木の担当する番組『救い、守り、創る』を送信しています。会員制ですが1回30分の番組の前半は無料で視聴していただけます。
http://ajer.jp
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※特定失踪者に関わる報道は地域限定であってもできるだけ多くの方に知らせたいと思います。報道関係の皆様で特集記事掲載や特集番組放送などについて、可能であればメール(代表荒木アドレス宛)にてお知らせ下さい。
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<荒木共著『自衛隊幻想」』(産経新聞出版)>
・定価1200円(税別)
<荒木著『靖国の宴」』(高木書房刊)>
・定価1000円(税別)
<荒木著『北朝鮮拉致と「特定失踪者」』(展転社刊)>
・定価1800円(税別)
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