ごめんで済むなら警察はいらない、が 【調査会NEWS2847】(30.10.23)
拉致問題が進展しない最大の理由は日本国内にあります。歴代政権による隠蔽の構造、拉致問題の象徴とも言える横田めぐみさんの事件ですら失踪当時から北朝鮮による拉致と分かっていたのに隠されていた。そして隠していたことを警察も政府も今も認めていません。
山本美保さんDNA偽装事件も同様。誰でもおかしいと思っているのに、政府機関の人間には誰にも手を付けられない。おそらく拉致問題で隠されてきたことはこれらのことですら氷山の一角なのでしょう。
ここを突破するのに最大の壁となるのが「行政の継続性」という問題です。行政には「間違いを犯さない」という前提があり、それは逆に「行政がやったことは間違いではない」ということになって、間違いを認めることができなくなるのです。
韓国のように「あれは前の政権がやったこと」と言ってちゃぶ台返しができれば簡単ですが、それでは今の政権がやっていることも次にはひっくり返される可能性があるということになり、政府としての安定性・信頼性を損ねてしまいます。
しかし現実には人間のやることですから間違いは山ほどあります。「ごめんで済むなら警察はいらない」と良く言われますが、警察沙汰にならず、ごめんで済ませて軌道修正することができるなら、より被害を小さく、あるいは成果を大きくできるはずです。
実際現在の役所の担当者は隠蔽を直接やったわけではなく、その役職上引き継がざるをえなかったというケースが大半でしょう。もし、横田めぐみさんのケースでも自宅前の角で拉致された後、どこに連れて行かれてどのように工作船に運ばれたかを明らかにすればもっと世論は高まるでしょう。山本美保さんの事件でも山形の遺体が山本美保さんでないということを明らかにするだけで「進展」にはなると思います。他の特定失踪者・政府認定拉致被害者についても同様です。
ただし何らかの形で現在の担当者に対して法的に責任を問わないことにしても、マスコミの報道やネットでの情報拡散を止めることはできませんから、そう簡単にいく問題ではありません。「行政の継続性」も確かに重要です。私自身もこうすれば良い、という智恵があるわけではなく、従って結局はこの構造を壊してしまうしかないということになるのですが、もし今の枠組みの中でやろうとするなら現在の欠陥を構造的に直さなければなりません。
お役所の方でも議員さんでも、もし良い智恵があったらぜひ教えていただきたいと思います。
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最新の北朝鮮船・遺体着岸漂流一覧
http://araki.way-nifty.com/araki/2018/08/30816-64b3.html
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◎氏名:木村 秋男
◎よみかた:きむら あきお
◎生年月日:昭和23(1948)年12月19日
◎当時の年齢:23歳か24歳
◎失踪年月日:昭和47(1972)年
◎特徴:身長167センチ位。体重60キロ位。やや細身。原付バイク免許あり。
◎当時の身分:会社員(運輸会社)を退職直後
◎最終失踪関連地点:大阪府堺市
◎当時の居住地:大阪府堺市
◎失踪の状況:昭和46年頃、姉が京都にいたときに友人とともに来たのが最後だった。友人3人とともに会社を辞めたようだ。会社寮を出てアパートで暮らしていた。
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・10月27日(土)14:00「『ふるさとの風』『しおかぜ』共同公開収録in愛媛」
・愛媛県生涯学習センター(松山市上野町甲650)
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・11月10日(土)「拉致問題講演会」(群馬県・救う会群馬他主催)
・松井田文化会館( 信越線西松井田駅徒歩7分 027-393-4400)
・調査会荒木代表が参加
・問合せ 群馬県地域福祉推進室(027-226-2518)
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・産経オピニオンサイト「iRONNA」 荒木論文
「力ずくでも拉致解決」覚悟なき安倍総理も河野洋平と大差なし
https://ironna.jp/article/10763
※産経新聞本紙にも転載されました。
・channelAJER(チャンネル アジャ)では代表荒木の担当する番組『救い、守り、創る』を送信しています。会員制ですが1回30分の番組の前半は無料で視聴していただけます。
http://ajer.jp
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※特定失踪者に関わる報道は地域限定であってもできるだけ多くの方に知らせたいと思います。報道関係の皆様で特集記事掲載や特集番組放送などについて、可能であればメール(代表荒木アドレス宛)にてお知らせ下さい。
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<荒木共著『自衛隊幻想」』(産経新聞出版)>
・定価1200円(税別)
<荒木著『靖国の宴」』(高木書房刊)>
・定価1000円(税別)
<荒木著『北朝鮮拉致と「特定失踪者」』(展転社刊)>
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