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2018年12月29日

レーダー照射事件の謎【調査会NEWS2892】(30.12.29)

 今回の韓国軍駆逐艦「広開土大王」から海自P-1哨戒機へのレーダー照射の件について、いくつか分からないことがあります。もしご存じの方がいたら教えていただければ幸いです。

 広開土大王と一緒にいた韓国船は日本の海保にあたる海洋警察の警備救難艦「サムボン号」(5001号)です(報道で「サムボンギョ」となっていましたが、これはおそらく翻訳の間違いでしょう)。海洋水産部(省)に所属する海洋警察の艦艇と海軍の駆逐艦が一緒に行動するというのは通常ならあまり考えられず、当然大統領府の命令によるものであるはずです。

 で、やっていたのが北朝鮮の漁船の救難ということですが。これを日常的にやっていたのかどうか。ひょっとして何かうしろめたい理由があり、その現場を見られてしまったので「やばい」と思ってP-1を追い払おうと思わずレーダーを照射してしまったとか。だからP-1から問合せても答えられなかったということはないんでしょうか。

 今の文在寅政権なら金正恩から「うちの漁船が遭難して大変なんだけどさあ、ちょっと忙しくて救助とかしてられないんでうまいことやってよ」とか言われれば「はいはい喜んで。そのかわり早いところソウルに来て下さいよ」と言ってやってしまうかも知れません。まあ、あくまで想像の範囲を出るものではありませんが。

 ところでもう一つ、レーダー照射がいかなる理由であったかは別として、いくら韓国が左翼政権だと言っても広開土大王が本気でP-1を撃墜しようとしたはずはありません。このことについてこれだけ大事(おおごと)にするなら、11月の水産庁海洋調査船の中国漁船違法操業にかかわる事件とか海保の巡視船に北朝鮮漁船が接触してきた事件について、隠したりするのはどう考えてもおかしいと思います。

 何かレーダー照射事件については大事なところが外されているような気がします。私の思い過ごしなら良いのですが。

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<官房長官への要請文書と政府からの回答及びそれに対する見解>

5、情報収集及び公開について

 (2)目撃情報・生存情報等公開について

<要請文書>
 北朝鮮における目撃情報、生存情報(写真等も含む)のある人々について、未確認情報も含め、情報の一覧を日本語・英語・朝鮮語(韓国語)で一括して公開し、さらなる情報を求めて下さい。

<政府からの回答>
 北朝鮮における拉致被害者を含む在留邦人の情報について、政府では、拉致被害者の方々の生存を前提に、米国、韓国を始めとする関係国や、関係省庁と緊密に連携を図りつつ、様々な情報収集を行っています。
 その具体的な内容については、これを明らかにすることにより、今後の情報収集等に支障を及ぼすおそれがあることから、公開することは差し控えさせていただきますが、政府としては、引き続き、情報収集・分析について、最大限の努力を続けてまいります。

<回答に対する見解>
 おそらくこういう回答だと予想していた。政府は情報を出せないということなので、あとは民間でやるしかないと考える。

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最新の北朝鮮船・遺体着岸漂流一覧(更新に伴い場所を移動しました)
http://araki.way-nifty.com/araki/2018/12/301220-96bd.html
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<特定失踪者データ>
◎氏名:金武川 栄輝
◎よみかた:きんがわ えいき
◎生年月日:昭和26(1951)年2月9日
◎当時の年齢:26歳
◎失踪年月日:昭和52(1977)年11月24日
◎特徴:身長164センチ。体重64キロ。血液型A型。右目か左目かのどちらかの白目に米粒半分位の茶色の斑点があった。バレーボールが得意で中学校で指導していた。たばこは2日に1箱くらい。機械をいじるのが好き。趣味はレコード鑑賞。
◎当時の身分:漁船員(第8協洋丸甲板員)
◎最終失踪関連地点:沖縄南方の海上
◎当時の居住地:沖縄県中頭郡与那城村(現うるま市)
◎失踪の状況:乗組員7名で船ごと行方不明。11月8日にマグロはえなわ漁船第8協洋丸(19.9トン)で沖縄県那覇市の泊港を出航。波照間方面で操業後、18日宮古島の平良漁港に入港。24日、平良港で燃料補給し出航。船長、漁労長の話では北緯10度くらいまで下がって漁をすると言っていた。12月20日頃帰る予定が戻らず、行方不明となる。第11管区保安本部が海、空から捜索したが、船影、浮遊物など手がかりは全くなし。

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<調査会・特定失踪者家族会役員の参加するイベント(一般公開の拉致問題に関係するもの)・メディア出演・寄稿・特定失踪者問題に関する報道(突発事案などで、変更される可能性もあります)等>
※事前申込み・参加費等についてはお問い合わせ先にご連絡下さい。

・1月12日(土)13:30「拉致問題を考える川口の集い」(川口市主催)
・川口駅前市民ホール フレンディア(川口駅東口前、キュポラ4階)
・特定失踪者家族会藤田副代表・調査会代表荒木が参加
・問合せ先 川口市福祉部福祉総務課(048-259-7929)

・2月9日(土)14:00「『北朝鮮拉致問題解結を願う都民の集い』コンサート」(東京都・政府拉致問題対策本部主催)
・なかのZERO小ホール(中野駅南口徒歩7分 中野区中野9-7)
・特定失踪者家族会生島幹事・調査会副代表村尾が参加
・問合せ先 東京都総務局人権部人権施策推進課(03-5388-2588)
 ※事前申込みが必要です。
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・FM「オレがやらなきゃ誰がやる!」
毎週木曜日21:00~、「RADIO TXT FM Dramacity 776.fm」(札幌)
副代表村尾がパーソナリティー
インターネット「ListenRadio」で札幌以外でもパソコン・スマホから聴取できます。
http://listenradio.jp
・channelAJER(チャンネル アジャ)では代表荒木の担当する番組『救い、守り、創る』を送信しています。会員制ですが1回30分の番組の前半は無料で視聴していただけます。
http://ajer.jp
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※特定失踪者に関わる報道は地域限定であってもできるだけ多くの方に知らせたいと思います。報道関係の皆様で特集記事掲載や特集番組放送などについて、可能であればメール(代表荒木アドレス宛)にてお知らせ下さい。
<荒木著『北朝鮮の漂着船』(草思社刊)>
・定価1600円(税別)
<荒木共著『自衛隊幻想」』(産経新聞出版)>
・定価1200円(税別)
<荒木著『靖国の宴」』(高木書房刊)>
・定価1000円(税別)
<荒木著『北朝鮮拉致と「特定失踪者」』(展転社刊)>
・定価1800円(税別)
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特定失踪者問題調査会ニュース
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