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2019年1月 5日

韓国政府が「レーダー照射した」と発表【調査会NEWS2899】(31.1.5)

韓国政府は事件当時レーダー照射をしたと発表していました。韓国の友人が教えてくれたのですが、以下12月22日の韓国の通信社聯合ニュースの報道を訳載します。
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(ソウルー聯合ニュース)玄ヘラン記者=統一部(省)は東海(日本海)上で救助した北朝鮮住民3名と死体1体を午前11時板門店を通して北朝鮮側に送還したとこの日発表した。

 政府はこれに先立ち21日大韓赤十字社会長名義で北側に北朝鮮住民と死体引き渡し通知文を送り、北側がこれを受け入れた。

 軍消息通によれば東海上で漂流中だった北朝鮮漁船が近隣の船舶に救助信号を送り、これを受け取ったわが軍は海軍駆逐艦(広開土大王・3200t)を派遣した。

 海軍は船舶救助過程で火器管制レーダーを作動させ、このレーダーが日本自衛隊の海上哨戒機を狙って日本側が反発することも発生した。

 北朝鮮住民が乗っていた船は1t未満の木造船であり、数週間漂流して東海大和堆漁場近くで救助したものと伝えられた。
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 思わず「レーダー照射してるじゃないか。それに『船舶救助過程』で何で火器管制レーダーだよ?大丈夫か韓国」とつぶやいてしまいました。しかも救助活動しているのは「広開土大王」ではなく海洋警察のボートです。そうすると理屈をつけるとしたら海自の哨戒機が海洋警察による遭難漁船の救助を妨害し、それを海軍の駆逐艦が追っぱらおうとしてレーダー照射したとしか考えられません。

 ところが哨戒機にそんな意図がなかったことは防衛省の公開した映像で分かります。そもそも日本は漂着船に音を上げており、しかも巡視船が北朝鮮船にぶつけられても隠すようなわが政府です。韓国の船が連れて行ってくれるなら感謝することはあっても妨害するはずがありません。つまり、韓国の方がどうしても隠さなければならない理由があったとしか思えません。

 ところで、事件が起きたのは12月20日の午後3時頃です。生存者3人と遺体1体を引き渡すと通知したのが翌21日、そして22日午前11時に引き渡したとのこと。何とも手回しの良い話です。通常考えれば事情聴取や意思確認、検視、健康診断を行うはずで、最低限数日はかかります。余程早く返してしまいたかったと推測されます。

 韓国政府の発表した映像を見ると北朝鮮船はやはり日本海に多数漂着しているあの木造船ですが、どこにも破損した様子はなく、沈没しそうにも見えません。そしてこのような船で漁をするとなると10人くらいが乗るのが普通です。4人では漁はできません。

 沈みそうな切迫した状況でもなく、なおかつ生存者が3人しかいないのに2隻のボートを出すのも不自然です。そして上記統一部報道では海軍がやったことになっていて海洋警察が出てきません。状況証拠からすると北朝鮮船の乗組員は送還されたくないと思っており、北朝鮮からは韓国政府に拿捕を求められたのではないでしょうか(北朝鮮海軍の能力では木造船でも日本のEEZまで入った船を追跡するのは無理です)。そして大統領官邸の命令で海洋警察が取り押さえ、大慌てで北朝鮮に返してしまった、その過程で海軍まで動員せざるをえないほどのことだったというところではないでしょうか。

 11日の「『その後』を考える集い」までにもっと情報が出てくると思いますが、現時点で分かっていることはそんなところです。開催日まで時間がありませんのでインターネットや口コミなど、拡散していただける方はぜひご協力をお願いします。
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「その後」を考える集い8
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日程 平成31年1月11日(金) 18:15〜20:15
場所 文京区小石川運動場会議室(文京区後楽1-8-23 03-3811-4507)JR飯田橋駅東口徒歩6分
 http://www.city.bunkyo.lg.jp/sosiki_busyo_sports_shisetsu_koishikawa.html
登壇者 一色正春氏(元海上保安官)・代表荒木他調査会役員他
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<官房長官への要請文書と政府からの回答及びそれに対する見解>

10、連絡事務所の設置について

<要請文書>
 最近平壌への連絡事務所設置との話が聞こえてきます。自民党総裁選の折には石破候補がそれを発言し批判を受けました。北朝鮮内部の反政府組織などが拉致を行ったのであれば北朝鮮との間に関係を強めて問題の解決にあたるのは分かりますが、拉致をしたのは北朝鮮の国家機関です。北朝鮮に対しては圧力を強めていく以外に救出の方法はありません。国交正常化の動きにつながりかねない連絡事務所設置はされないようお願い申し上げます。

<政府からの回答>
 今後の政府の対応について様々な御意見があることは承知しておりますが、政府としては、日朝平壌宣言に基づき、拉致、核・ミサイルといった諸懸案を包括的に解決し、不幸な過去を清算して、北朝鮮との国交正常化を目指す考えであり、拉致問題の解決に向けて引き続き全力を尽くしてまいります。

<回答への見解>
 「引き続き」というのはこれまでのやり方を踏襲するということと理解するが、それでうまくいっていないことは明白である。「不幸な過去を清算」というアメだけで、「ムチ」が述べられていないことは、「全力を尽くしてまいります」という言葉と矛盾する。あらためて「ムチ」を強めるよう求める。
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最新の北朝鮮船・遺体着岸漂流一覧(更新に伴い場所を移動しました)
http://araki.way-nifty.com/araki/2018/12/301220-96bd.html
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<特定失踪者データ>
◎氏名:星野 正弘
◎よみかた:ほしの まさひろ
◎生年月日:昭和31(1956)年1月13日
◎当時の年齢:23歳
◎失踪年月日:昭和54(1979)2月末
◎特徴:身長179センチ。ややスマート。タバコ吸う。酒飲む。眼鏡をかけている。
◎当時の身分:無職。前年末まで東京の運送会社に勤務。
◎最終失踪関連地点:東京都杉並区か三鷹市
◎当時の居住地:東京都杉並区か三鷹市
◎失踪の状況:前年末まで働いていた運送会社を辞め、その年2月に新潟県小千谷の実家に里帰りした。その後「これから東京に行って職を探す」と言って東京に戻ったが、アパートの大家さんから実家に「もう2ヶ月以上もいない」と連絡が入った。アパートには眼鏡、免許証、預金通帳等おいたまま。部屋は整理されていた。

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<調査会・特定失踪者家族会役員の参加するイベント(一般公開の拉致問題に関係するもの)・メディア出演・寄稿・特定失踪者問題に関する報道(突発事案などで、変更される可能性もあります)等>
※事前申込み・参加費等についてはお問い合わせ先にご連絡下さい。

・1月11日(金)18:15「『その後』を考える集い8」(調査会主催)
※詳細上記

・1月12日(土)13:30「拉致問題を考える川口の集い」(川口市主催)
・川口駅前市民ホール フレンディア(川口駅東口前、キュポラ4階)
・特定失踪者家族会藤田副代表・調査会代表荒木が参加
・問合せ先 川口市福祉部福祉総務課(048-259-7929)

・2月9日(土)14:00「『北朝鮮拉致問題解結を願う都民の集い』コンサート」(東京都・政府拉致問題対策本部主催)
・なかのZERO小ホール(中野駅南口徒歩7分 中野区中野9-7)
・特定失踪者家族会生島幹事・調査会副代表村尾が参加
・問合せ先 東京都総務局人権部人権施策推進課(03-5388-2588)
 ※事前申込みが必要です。
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・FM「オレがやらなきゃ誰がやる!」
毎週木曜日21:00~、「RADIO TXT FM Dramacity 776.fm」(札幌)
副代表村尾がパーソナリティー
インターネット「ListenRadio」で札幌以外でもパソコン・スマホから聴取できます。
http://listenradio.jp
・channelAJER(チャンネル アジャ)では代表荒木の担当する番組『救い、守り、創る』を送信しています。会員制ですが1回30分の番組の前半は無料で視聴していただけます。
http://ajer.jp
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※特定失踪者に関わる報道は地域限定であってもできるだけ多くの方に知らせたいと思います。報道関係の皆様で特集記事掲載や特集番組放送などについて、可能であればメール(代表荒木アドレス宛)にてお知らせ下さい。
<荒木著『北朝鮮の漂着船』(草思社刊)>
・定価1600円(税別)
<荒木共著『自衛隊幻想」』(産経新聞出版)>
・定価1200円(税別)
<荒木著『靖国の宴」』(高木書房刊)>
・定価1000円(税別)
<荒木著『北朝鮮拉致と「特定失踪者」』(展転社刊)>
・定価1800円(税別)
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特定失踪者問題調査会ニュース
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