函館の船【調査会NEWS2907】(31.1.17)
先月函館に行った時に北海道新聞の記者さんから聞いたのですが、一昨年11月に松前小島に着岸して島の詰所の物品を発電機からドアノブにいたるまでことごとく盗んだ10人の乗った船は海保の函館海上保安部近くの民間倉庫に保管してあるそうです。さすがに立件した犯罪の証拠品ですから産廃扱いで処理することはできないのでしょう。
前にも載せていますが、下にあらためて昨年官房長官に出した要請の木造船に関する部分とその政府からの回答を付けました。とりあえず保管してあるものを限定的に一般公開するだけでも良いと思うのですが、何で海保はこれほど頑なにできないというのでしょうか。あるいは見せられないものでも載っていたとか。
工作活動に携わっていなかったとはいえ犯罪を犯していたことは事実ですから、こういう船がやがて別のところにやってきて同様のことをするのではないかと警鐘を鳴らす意味でも展示するべきだとは思います。
そういえばこの10人もそうですが、隠岐の島の4人と深浦の2人、きっちりと時間をかけて聞き取りをやっているのでしょうか。1人100時間くらい(1日5時間でひと月)かければ最低限の情報を得ることはできると思うのですが。
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5、情報収集及び公開について
(1)北朝鮮木造船乗組員等からの情報収集
<要請文書>
昨冬の大量の北朝鮮木造船漂着は、今後難民の上陸などにもつながる可能性があり、拉致被害者の救出とも密接に関連しています。国民保護の視点から、本件への一元的対処ができる体制を構築するとともに、上陸した人々から拉致被害者及び北朝鮮の一般状況に関する詳細な聞き取りをし、情報を蓄積するようお願いします。そのために対策本部事務局の体制強化もお願いします。
あわせて、北朝鮮木造船については昨冬漂着した船でもまだ処理されていないものがあり、最近も漂流漂着が確認されています。国民への啓蒙のためにも漂着船を東京都内、ないし横浜の海上保安資料館近くに展示していただきたくお願いする次第です。
<政府からの回答>
北朝鮮からとみられる船舶の漂着事案であって、生存者がいた場合には、関係機関が多岐にわたることから、内閣官房を中心に関係省庁が緊密に連携し、情報の共有と対応の協議を行っているところです。また、これまで生存して発見された乗組員に対しては、関係機関が予断を持たずに、様々な事柄について事情聴取を行ってまいりました。今後とも、政府一体となって、関係法令に基づき、適切に対処してまいります。
展示については、漂着した木造船は破損・劣化が激しく、展示に耐えられるものは殆どないのが実情であり、地方自治体により処分が行われています。仮に展示に耐え得る木造船があったとしても、劣化を防ぐために屋内の展示スペースが必要となりますが、海上保安資料館横浜館やその近く及び都内を含め、政府としてそのようなスペースは有しておらず、木造船を展示することは困難です。また、工作活動に関わったという証拠が認められていない木造船を同資料館等に展示することは、当該木造船が工作船であるかのような誤解を国民に与えるおそれがあり、適切ではないと考えております。
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最新の北朝鮮船・遺体着岸漂流一覧(更新に伴い場所を移動しました)
http://araki.way-nifty.com/araki/2018/12/301220-96bd.html
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<特定失踪者データ>
◎氏名:小久保 稔史
◎よみかた:こくぼ としひこ
◎生年月日:昭和22(1947)年8月1日
◎当時の年齢:32歳
◎失踪年月日:昭和55(1980)年1月13日
◎特徴:身長163センチ。体重57キロ。やせ型。浅黒。口の右上に3ミリくらいのほくろ。話し方ややうけ口。歌が上手で演歌を好む。手先は器用だった。
◎当時の身分:船員(機関長)
◎最終失踪関連地点:京都府舞鶴市のスナックを一人で出たあと不明
◎当時の居住地:三重県鳥羽市
◎失踪の状況: 島根県温泉津港を出発し、1月13日朝、舞鶴港へ入港。その日は日曜日で作業がなかったため、午後7時スナックを出て、家族に「パチンコ屋の横から」と言って三重県鳥羽市の自宅に電話をした。電話では長女の入学準備の話など普通の口調で話をしたが、その後消息不明。スナックを出た時点で船の同僚と別れている。船室もそのまま、コートも置いてあった。舞鶴海上保安部、東舞鶴警察署、鳥羽警察署に捜索依頼をする。また家族親戚が舞鶴を捜したが見つからず。
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<調査会・特定失踪者家族会役員の参加するイベント(一般公開の拉致問題に関係するもの)・メディア出演・寄稿・特定失踪者問題に関する報道(突発事案などで、変更される可能性もあります)等>
※事前申込み・参加費等についてはお問い合わせ先にご連絡下さい。
・2月9日(土)14:00「『北朝鮮拉致問題解決を願う都民の集い』コンサート」(東京都・政府拉致問題対策本部主催)
・なかのZERO小ホール(中野駅南口徒歩7分 中野区中野9-7)
・特定失踪者家族会生島幹事・調査会副代表村尾が参加
・問合せ先 東京都総務局人権部人権施策推進課(03-5388-2588)
※事前申込みが必要です。
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・FM「オレがやらなきゃ誰がやる!」
毎週木曜日21:00~、「RADIO TXT FM Dramacity 776.fm」(札幌)
副代表村尾がパーソナリティー
インターネット「ListenRadio」で札幌以外でもパソコン・スマホから聴取できます。
http://listenradio.jp
・channelAJER(チャンネル アジャ)では代表荒木の担当する番組『救い、守り、創る』を送信しています。会員制ですが1回30分の番組の前半は無料で視聴していただけます。
http://ajer.jp
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<荒木著『北朝鮮の漂着船』(草思社刊)>
・定価1600円(税別)
<荒木共著『自衛隊幻想」』(産経新聞出版)>
・定価1200円(税別)
<荒木著『靖国の宴」』(高木書房刊)>
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<荒木著『北朝鮮拉致と「特定失踪者」』(展転社刊)>
・定価1800円(税別)
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