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2019年1月24日

シビリアンコントロールの落とし穴【調査会NEWS2911】(31.1.24)

 自衛隊機が23日、韓国軍の艦艇を低空飛行で威嚇したとして韓国国防省が「強く糾弾する」との声明を発表しました。

 これは一つには昨年のレーダー照射事件をごまかし、「救助」したのが誰だったのかという一番大事な目的から目を逸らさせることが目的でしょうが、もう一つ、大きな懸念を感じさせるものがあります。それは近い将来日韓で交戦になるのではないかということです。

 韓国はシビリアンコントロールが徹底した国です。それはもちろん良い点もありますが、軍が徹底して政治の下にあるということは、時の政権の政治的な意図によって何でもしうることを意味します。

 今の文在寅政権の状況から考えたとき、韓国軍に自衛隊機や護衛艦を挑発させ、ロックオンまでさせて、場合によっては対空ミサイルを発射するということも考えられないことではありません。哨戒機では攻撃する手段がないのでミサイルを撃たれればおそらく撃墜されます。もし何らかの方法で自衛隊が反撃すれば、そのときの戦闘でどちらが勝ったとしても文在寅政権は北朝鮮と手を組む大義名分を持てる(もちろんそれが国際的に認められるものではないとしても)でしょう。韓国軍に一定の独立性があれば、そのようなことは許さないでしょうが、今の韓国の状況なら全くの笑い話では済ませません。

 交戦になれば、どちらかあるいは双方に戦死者が出るでしょう。韓国側に戦死者が出れば「殉国烈士」として韓国政府は大々的に宣伝し、北朝鮮とともに日本と戦う姿勢を見せるかも知れません。また、韓国が勝てば「ついに日帝を打倒した」とでも宣伝をするでしょう。

 いずれにしても、韓国の若者が何人死のうと北朝鮮には関係ありませんし、その走狗とも言える現政権も同様でしょう。逆に国民を煽るには最高の材料と喜ぶはずです。文在寅政権はますます北朝鮮に傾斜し、日韓関係は最悪になって韓国はますます日米から離れることになります。北朝鮮からすれば一石二鳥、一石三鳥の効果があるのです。

 もちろん、その場合日本はもちろん米中がどう動くかとか考えるとその思惑通りに行くとも思えませんし、韓国の世論がどこまで文在寅政権についていくかも分かりません。しかし、最悪の場合も起こり得ると考えておいた方が良い時代になってしまったことは事実です。

 そう考えると去年の海自護衛艦の旭日旗問題も単なる感情的なものではなく、計画的なものだったのかも知れません。左翼から「親日派」と攻撃されてその逆張りでやっていた保守政権時代の反日とは違う、意図的で巧妙な反日政策を文在寅政権はとっている。その認識が必要なのではないかと思いました。
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最新の北朝鮮船・遺体着岸漂流一覧(更新に伴い場所を移動しました)
http://araki.way-nifty.com/araki/2018/12/301220-96bd.html
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<特定失踪者データ>
◎氏名:藤倉 紀代
◎よみかた:ふじくら きよ
◎生年月日:昭和42(1967)年4月29日
◎当時の年齢:12歳
◎失踪年月日:昭和55(1980)年3月29日
◎特徴:身長150センチ。体重38キロ。内向的。痩せ型面長。色が黒く、髪を腰まで伸ばしていた。服装はフード付の紺色スモッグに白色センター
◎当時の身分:中学校入学直前

◎氏名:藤倉 靖浩
◎よみかた:ふじくら やすひろ
◎生年月日:昭和44(1969)年3月13日
◎当時の年齢:11歳
◎失踪年月日:昭和55(1980)年3月29日
◎特徴:身長140センチ。体重30キロ。中肉で丸顔。色黒。坊主頭。プロ野球の阪急の帽子をかぶり紺色ビニールのヤッケに同色のジーパン、白ズック姿。
◎当時の身分:小学生

◎最終失踪関連地点:広島県広島市の自宅
◎当時の居住地:広島県広島市
◎失踪の状況:姉弟で行方不明。午後5時半ごろには勤めに出る母親を玄関で送り出した。翌30日の深夜午前2時ごろ、母親が帰宅してみるとドアにはカギがかかり、誰もいなかった。部屋にはいつものように母親の布団が敷かれていた。同夜は雨だったが、傘は置いてあった。

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<調査会・特定失踪者家族会役員の参加するイベント(一般公開の拉致問題に関係するもの)・メディア出演・寄稿・特定失踪者問題に関する報道(突発事案などで、変更される可能性もあります)等>
※事前申込み・参加費等についてはお問い合わせ先にご連絡下さい。

・2月9日(土)14:00「『北朝鮮拉致問題解決を願う都民の集い』コンサート」(東京都・政府拉致問題対策本部主催)
・なかのZERO小ホール(中野駅南口徒歩7分 中野区中野9-7)
・特定失踪者家族会生島幹事・調査会副代表村尾が参加
・問合せ先 東京都総務局人権部人権施策推進課(03-5388-2588)
 ※事前申込みが必要です。
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・FM「オレがやらなきゃ誰がやる!」
毎週木曜日21:00~、「RADIO TXT FM Dramacity 776.fm」(札幌)
副代表村尾がパーソナリティー
インターネット「ListenRadio」で札幌以外でもパソコン・スマホから聴取できます。
http://listenradio.jp
・channelAJER(チャンネル アジャ)では代表荒木の担当する番組『救い、守り、創る』を送信しています。会員制ですが1回30分の番組の前半は無料で視聴していただけます。
http://ajer.jp
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※特定失踪者に関わる報道は地域限定であってもできるだけ多くの方に知らせたいと思います。報道関係の皆様で特集記事掲載や特集番組放送などについて、可能であればメール(代表荒木アドレス宛)にてお知らせ下さい。
<荒木著『北朝鮮の漂着船』(草思社刊)>
・定価1600円(税別)
<荒木共著『自衛隊幻想」』(産経新聞出版)>
・定価1200円(税別)
<荒木著『靖国の宴」』(高木書房刊)>
・定価1000円(税別)
<荒木著『北朝鮮拉致と「特定失踪者」』(展転社刊)>
・定価1800円(税別)
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特定失踪者問題調査会ニュース
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