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2019年3月16日

どこの役所に言ったんですか?【調査会NEWS2947】(31.3.16) 

 映画「シン・ゴジラ」で今でも語り継がれる名台詞(?)。長谷川博己扮する内閣官房副長官が官邸の会議で各省庁に「捕獲、駆除、排除の3ケースに分けて対策を考えてくれ」と指示を出した際、官僚が思わず発した言葉が「どこの役所に言ったんですか?」でした。この間そんなことを漂着船で感じました。

 島根を中心とした地方紙、山陰中央新報の旧知の鎌田記者が和田佑介さんのお母さんのお別れ会の記事と一緒に、隠岐に4人乗ってやってきた漂着船を自治体が解体したという記事を送ってくれました。それによると、解体は町の予算で行ったそうです。

 もともと漂着木造船の解体は環境省の予算でやることになっているのですが、人間が乗っかってきた船は扱いが違って予算が下りないとのこと。そこで業を煮やして自治体が処分し、後でなんとか請求しようと考えているとの記事でした。自治体にとってはどこの役所が担当かより、今、そこにある船をどうにかしなければならないという現実がそこにあるわけですから切実です。

 一昨年11月のこっそり解体してしまった松前の木造船は泥棒をやった証拠品なので検察、一般の無人ないし死体の乗った木造船は警察・海保の捜査が終わったら環境省、生きた人間が乗ってきたらまた別扱い。皆役所の担当はバラバラです。本当に大事な、なぜこんな船が大量にやってくるのか、どう対処すべきなのかをまとめて考えている「役所」はどこにもないでしょう。

 長谷川博巳が「事故による漂着、工作員上陸、難民の3ケースに分けて対策を考えてくれ」と言っても、やはり「どこの役所に言ったんですか」ということになるのではないかと思います。まあ、拉致問題で「被害者を救出する対策を考えてくれ」と言っても「どこの役所に言ったんですか」なのかも知れませんが。

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最新の北朝鮮船・遺体着岸漂流一覧(更新に伴い場所を移動しました) 
http://araki.way-nifty.com/araki/2018/12/301220-96bd.html

着岸漂流一覧と失踪関連地点マップ
https://drive.google.com/open?id=1Nsd5Xf9dqDa6AsYv5_4VspEFmeNh95qS&usp=sharing

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<特定失踪者データ> 
◎氏名:秋田 美輪
◎よみかた:あきた みわ
◎生年月日:昭和39(1964)年1月25日
◎当時の年齢:21歳
◎失踪年月日:昭和60(1985)年12月4日
◎特徴:身長155センチ。体重43キロ。血液型O型。
◎当時の身分:大学4年生(神戸松蔭女子大学)
◎最終失踪関連地点:兵庫県神戸市神戸松陰女子大学校門
◎当時の居住地:兵庫県川西市
◎失踪の状況: 4日、大学へ行くために川西市の自宅を出かける。神戸市内の大学で午前の授業を受けたのち、1時過ぎに学食で友人と食事をとり、校門近くで友人と別れる。夜8時過ぎに「友人宅へ泊まる」と自宅に電話があった。しかし翌日5日朝8時過ぎ、兵庫県警城之崎署から自宅に「竹野町弁天浜でバッグが見つかった」と電話があった。残されたバッグの中には100km〜150kmの急行券があった。この急行券では大阪駅から竹野町弁天浜の最寄りの竹野駅まで193.5kmで圏外となり、しかも検札などの跡がなかった。

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<調査会・特定失踪者家族会役員の参加するイベント(一般公開の拉致問題に関係するもの)・メディア出演・寄稿・特定失踪者問題に関する報道(突発事案などで、変更される可能性もあります)等> 
※事前申込み・参加費等についてはお問い合わせ先にご連絡下さい。 

・3月21日(木曜・祝日)14:00「『その後』を考える集い9」(特定失踪者問題調査会主催) 
・弘前市社会福祉センター(弘前市大字宮園2-8-1 Tel 0172-33-1161)
※弘前市立時敏(じびん)小学校北隣り
・特定失踪者家族会大澤会長・今井副会長・調査会代表荒木他役員が参加 

・4月17日(水)18:45「平成の大演説会」(展転社主催)
・文京シビックセンター(春日駅・後楽園駅すぐ 文京区春日1-6-21)
・調査会代表荒木が参加
・問合せ先 展転社(03-5314-9470)
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・FM「オレがやらなきゃ誰がやる!」 
毎週木曜日21:00~、「RADIO TXT FM Dramacity 776.fm」(札幌) 
副代表村尾がパーソナリティー 
インターネット「ListenRadio」で札幌以外でもパソコン・スマホから聴取できます。 
http://listenradio.jp
・channelAJER(チャンネル アジャ)では代表荒木の担当する番組『救い、守り、創る』を送信しています。会員制ですが1回30分の番組の前半は無料で視聴していただけます。 
http://ajer.jp 
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※特定失踪者に関わる報道は地域限定であってもできるだけ多くの方に知らせたいと思います。報道関係の皆様で特集記事掲載や特集番組放送などについて、可能であればメール(代表荒木アドレス宛)にてお知らせ下さい。 
<荒木著『北朝鮮の漂着船』(草思社刊)> 
・定価1600円(税別) 
<荒木共著『自衛隊幻想」』(産経新聞出版)> 
・定価1200円(税別) 
<荒木著『靖国の宴」』(高木書房刊)> 
・定価1000円(税別) 
<荒木著『北朝鮮拉致と「特定失踪者」』(展転社刊)> 
・定価1800円(税別) 
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特定失踪者問題調査会ニュース 
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