がんばれ毎日新聞【調査会NEWS2962】(31.4.12)
調査会特別調査班の活動の副産物で昔の新聞から意外な情報が出てくることがあります。以下は昭和36年(1961)7月30日付毎日新聞の記事です。昭和36年と言えば特定失踪者なら公開者で野崎幸夫さん、高木茂久さん、正木冽子さん、高松康晴さん、岩佐寅雄さん、齋藤正治さんの6人が失踪しています。この頃既に拉致を含む相当の工作活動が行われていたのでしょう。
まもなく令和の時代になりますが、昭和の戦後から平成にかけては、結局散々(北朝鮮に限らず)国中を踏みにじられ、国民を拉致されてきたということなのでしょう。それでも直接の被害に遭わなかった大多数の国民は、私も含めそこから目をそらしてきた。そして米国の軍事力で守ってもらいながらその靴の裏を舐めていた。その醜さを「戦争放棄」とか「平和国家」という美辞麗句でごまかしてきたのではないかと、この記事を読みながら感じました。
それにしても毎日新聞にはぜひこの58年前の記事に負けないような記事を書いてもらいたいと思う次第です。
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「北朝鮮の工作隊員 日本への潜入ふえる 日本海岸に多い 警察庁 取締り強化を指示」
警察庁警備局は北朝鮮の対日工作隊員の潜入が激しくなっているので29日、全国の警察に取締り強化を指示した。
特に最近、工作隊員の潜入は西日本の海岸が取締りが厳しいので北陸、東北、北海道の日本海沿岸に向けていることがわかり、石川県以北の沿岸には「監視所」を設けるほか、海上保安庁と協力、全国的に取締り体制を強化する。
◇石川県以北に監視所
同庁警備局の捜査によると、最近北朝鮮の対日工作が活発になったのは日本を拠点として韓国に“赤色革命”を起こすのと在日米軍の軍事情報収集がおもなネライだという。
このため北朝鮮から1ヵ月に1船の割合で工作隊員が日本に送り込まれているらしく、6月中旬には新潟に工作隊員が上陸した事実が確認された。
また15日には山形県温海海岸で北朝鮮の機帆船が任務を終えた工作隊員2人を乗船させ日本から脱出、見張役の朝鮮人1人が逮捕されている。
工作隊員は軍人(中佐以下)共産党員、内務省職員の3系統に分かれ、スパイ訓練をみっちり受けたのち小船で日本に密入国している。
人選は日本語の上手なことが第一条件で、潜入後は日本人に成りすますのが原則。
そこで在日経験者が多く、船は沖合で乗捨て、ボートを利用して上陸するが、その地点は急行列車の止まる駅付近を選び、上陸後すぐに目的地へ潜入できる仕組み。
もし警官に職務質問された場合も偽造の外国人登録証を用意しており、所持金は大体1人3千ドルから5千ドルで、ヤミ売りして日本円に換える。
工作活動に必要な資金は日本在住の支援者から受け取る方法がとられているが、現在約50人の工作隊員が国内で●在日朝鮮人に対する政治指導 ●米軍の軍事情報 ●日本の自衛力調査 ●韓国、北朝鮮についての日本政府、政党首脳部、財界などの政策、など広い範囲にわたって情報活動が行われている。
こうした工作につぎ込まれる資金は年間4、5億円にのぼっているものと推計されている。
工作隊員は1年から3年間くらい活動すると日本から帰国しているが、入手した資料は●無線機で送信 ●密航船に渡す ●郵送する ●レポに手渡す ●帰国の際持ち帰る、という5つの方法がとられている。
帰国する場合は日本向けの平壌ラジオ放送(毎日午前零時―同2時の間)で迎えの船が着く日時、場所などを“暗号”で知らせ、工作隊員が指定の場所に行くと船が待っているというが、船が着いてから脱出するまでわずか30分で処理しているため現場を押さえるのはむずかしく、いずれも検挙が少ない。
工作隊員の密入国を検挙したのは32年以降わずか5件で密出入国を確認したのが24年3月以降25件33人(うち密入国16件20人)となっている。
また同庁警備局は工作隊員のアジトなどから押収した証拠品のなかに官公庁の“機密文書”が多いので、官公庁とも協力、関係者の検挙に全力をあげ、北朝鮮工作隊員の追放をはかる方針である。
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最新の北朝鮮船・遺体着岸漂流一覧(更新に伴い場所を移動しました)
http://araki.way-nifty.com/araki/2019/03/3131-1dd6.html
着岸漂流一覧と失踪関連地点マップ
https://drive.google.com/open?id=1Nsd5Xf9dqDa6AsYv5_4VspEFmeNh95qS&usp=sharing
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<特定失踪者データ>
◎氏名:林田 幸男
◎よみかた:はやしだ ゆきお
◎生年月日:昭和9(1934)年12月2日
◎当時の年齢:53歳
◎失踪年月日:昭和63(1988)年7月17日
◎当時の身分:建設会社経営
◎当時の居住地:宮崎県高鍋町
◎氏名:水居 明
◎よみかた:みずい あきら
◎生年月日:昭和11(1936)年3月12日
◎当時の年齢:52歳
◎失踪年月日:昭和63(1988)年7月17日
◎当時の身分:不動産会社経営
◎最終失踪関連地点:宮崎県宮崎市の大淀川河口を出港後
◎失踪の状況:2人は釣り仲間で共同所有する遊漁船「共擁丸」(1トン)で宮崎市の大淀川河口(通称タンポリ)を午前4時頃出港、その後消息を絶つ。海と空から捜索を続けたが船の破片すら見つからず。パーソナル無線を持っていたのに連絡がない。べた凪だった。2人の車は駐車されたままだった。
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<調査会・特定失踪者家族会役員の参加するイベント(一般公開の拉致問題に関係するもの)・メディア出演・寄稿・特定失踪者問題に関する報道(突発事案などで、変更される可能性もあります)等>
※事前申込み・参加費等についてはお問い合わせ先にご連絡下さい。
★4月17日(水)18:45「平成の大演説会」(展転社主催)
・文京シビックセンター(春日駅・後楽園駅すぐ 文京区春日1-6-21)
・調査会代表荒木が参加
・問合せ先 展転社(03-5314-9470)
★5月10日(金)18:00「憲法改正学習会」(日本会議京都北部支部他主催)
・市民交流プラザふくちやま(福知山駅前 0773-22-9551)
・調査会代表荒木が参加
・問合せ先 山段さん(0773-22-3045)
★5月11日(土)10:00「救えるのは今しかない 拉致被害者」(拉致被害者等を救う実行委員会)
・綾部市I・Tビル(綾部駅徒歩15分 綾部市西町1-50-1 0773-42-1920)
・調査会代表荒木が参加
・問合せ先 芦田さん(0773-42-0033)
★5月11日(土)13:00「救えるのは今しかない 拉致被害者」(拉致被害者等を救う実行委員会)
・舞鶴西総合会館(西舞鶴駅徒歩10分 舞鶴市字南田辺1 0773-75-2250
・調査会代表荒木が参加
・問合せ先 嵯峨根さん(0773-75-3180)
★5月11日(土)15:00「救えるのは今しかない 拉致被害者」(拉致被害者等を救う実行委員会)
・野田川わーくぱる(京都府与謝野町四辻161 0772-42-7711)
・調査会代表荒木が参加
・問合せ先 足立さん(0772-46-3355)
★9月8日(日) 14:00「中村三奈子さんをさがす会」集会(同会主催)
●アオーレ長岡(長岡駅徒歩3分)
●特定失踪者家族会中村クニ幹事・調査会代表荒木が参加
●問合せ:中村三奈子さんをさがす会 090-4279-4724
★12月7日(土) 13:00「みやこ町人権のつどい」(みやこ町主催)
●サン・グレートみやこ(みやこ町役場斜向かい 福岡県みやこ町勝山黒田86-1 0930-32-5540)
●調査会代表荒木が参加
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・FM「オレがやらなきゃ誰がやる!」
毎週木曜日21:00~、「RADIO TXT FM Dramacity 776.fm」(札幌)
副代表村尾がパーソナリティー
インターネット「ListenRadio」で札幌以外でもパソコン・スマホから聴取できます。
http://listenradio.jp
・channelAJER(チャンネル アジャ)では代表荒木の担当する番組『救い、守り、創る』を送信しています。会員制ですが1回30分の番組の前半は無料で視聴していただけます。
http://ajer.jp
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※特定失踪者に関わる報道は地域限定であってもできるだけ多くの方に知らせたいと思います。報道関係の皆様で特集記事掲載や特集番組放送などについて、可能であればメール(代表荒木アドレス宛)にてお知らせ下さい。
<荒木著『北朝鮮の漂着船』(草思社刊)>
・定価1600円(税別)
<荒木共著『自衛隊幻想」』(産経新聞出版)>
・定価1200円(税別)
<荒木著『靖国の宴」』(高木書房刊)>
・定価1000円(税別)
<荒木著『北朝鮮拉致と「特定失踪者」』(展転社刊)>
・定価1800円(税別)
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特定失踪者問題調査会ニュース
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発行責任者荒木和博(送信を希望されない方、宛先の変更は
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<カンパのご協力をよろしくお願いします>
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●クレジットカードでのカンパが可能です。ホームページから入って手続きできます。
●郵便振替口座00160-9-583587口座名義:特定失踪者問題調査会
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(郵便振替以外で領収書のご入用な場合はご連絡下さい)
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銀行口座 ゆうちょ銀行 普通預金 店番128 口座番号4097270 特定失踪者家族会 代表者大澤昭一
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