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2019年6月28日

難民ビジネス?【調査会NEWS3017】(R01.6.28)

 6月15日に韓国の日本海に面した三陟(サムチョク)市の港にやってきた北朝鮮木造船は韓国政府の対応も含め謎に包まれています。

 

 この船は日本に多数漂着しているのと同型の船で長さは9メートルほど。6月9日に北朝鮮咸鏡北道鏡成(キョンソン)を出港し、11日12日と偽装操業し、12日に漁業指導船から燃料を補給してもらい後NLL(北方限界線。海上における事実上の休戦ライン)を越えて南下、14日21時頃三陟沖に到着してエンジンを切り待機、夜が明けるのを待って15日6時20分頃三陟港の防波堤に着岸、散歩に来た住民が気づいて通報したのが6時40分とのこと。

 

 乗っていたのは男性4人で、うち2人は帰順(亡命)を求め、残り2人は北朝鮮に戻りたいと言ったので板門店を通して送還しました。

 

 韓国の有力紙「朝鮮日報」によれば、「情報当局関係者は『三陟港入港時の乗組員たちの状態や服装からすると、海で木造船だけで二日間くらいいたと推測される。一定の場所まで母船で移動した後、木造船に乗り換えた可能性がある』と話す。今回の事件は、綿密な脱北計画に基づいて行われたと思われるという意味だ。」(6月27日)と報じられています。

 

 この漁業指導船が母船ということなのかもしれませんが、木造船には白米28.8キログラム、キャベツ6.1キログラム、ジャガイモ4.1キログラムとキムチチゲ、イワシの煮付け、みそなどの食糧・食品が発見されたそうです。相当な量の食料で、こんなに積む必要があったのかも疑問です。

 

 やはりかなり計画的な行動であることは間違いありませんが、それなら何で2人は北朝鮮に帰ったのかということです。一つ考えられるのは難民ビジネスではないか。これは「『その後』を考える集い」で加藤博・北朝鮮難民救援基金理事長がたびたび指摘していることですが、周辺国に難民を送り出すビジネスが始まっている可能性もあります。それが正しければ残った2人が「お客」、帰った2人が「業者」ということになります。

 

 それにしても、韓国は海岸線に鉄柵をめぐらし、軍の哨所があちこちにあって沿岸の警備は日本よりはるかにしっかりしているのですが、それでも着岸するまで軍も海洋警察(日本の海保に該当)も警察も気づきませんでした。韓国ではそれが責任問題になっています(ならば日本など何百人担当者が首を切られるかわかりませんが)。しかし市街地の港に来た船に気づかなかった韓国が、昨年12月の駆逐艦広開土大王レーダー照射事件のとき、なぜ日本海の真ん中であの木造船を見つけられたのか、そちらもあらためて気になっているところです。いずれにしてもこの事件は今後を見ていく上で重要な意味があるように思えます。

 

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最新の北朝鮮船・遺体着岸漂流一覧(更新に伴い場所を移動しました) 

http://araki.way-nifty.com/araki/2019/06/post-6cc9b5.html

 

着岸漂流一覧と失踪関連地点マップ

https://drive.google.com/open?id=1Nsd5Xf9dqDa6AsYv5_4VspEFmeNh95qS&usp=sharing

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<特定失踪者データ> 

◎氏名:後藤 美香

◎よみかた:ごとう みか

◎生年月日:昭和46(1971)年7月13日

◎当時の年齢:30歳

◎失踪年月日:平成13(2001)年9月13日

◎特徴:身長153センチ。両手を大きく振って歩く。

◎当時の身分:家事手伝い

◎最終失踪関連地点:東京都江東区

◎当時の居住地:東京都江東区

◎失踪の状況:朝、東京都江東区の自宅から父親を送り出したあと消息不明。

 

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<調査会・特定失踪者家族会役員の参加するイベント(一般公開の拉致問題に関係するもの)・メディア出演・寄稿・特定失踪者問題に関する報道(突発事案などで、変更される可能性もあります)等> 

※事前申込み・参加費等についてはお問い合わせ先にご連絡下さい。 

 

★6月29日(土)14:00「予備役ブルーリボンの会シンポジウム」(同会主催)

・会場 拓殖大学文京キャンパス(文京区小日向3-4-14 地下鉄丸ノ内線茗荷谷駅下車5分)

・調査会荒木代表が参加

・問合せ 荒木(090-8517-9601)

 

★6月30日(日)14:00「『ふるさとの風』『しおかぜ』共同公開収録in北秋田」(拉致問題対策本部事務局・調査会主催)

・会場 北秋田市文化会館「ファルコン」(鷹ノ巣駅徒歩5分 北秋田市材木町2ー3)

・調査会副代表村尾・常務理事松村が参加

・問合せ 荒木(090-8517-9601)

 

★7月17日(水)14:00「アニメ『めぐみ』上映会」(拉致問題対策本部・北海道庁・札幌市・救う会北海道主催)

・札幌駅前地下広場(地下鉄札幌駅と大通り駅をつなぐ地下通路のオープンスペース)

・調査会代表荒木・理事川田が参加

・問合せ 北海道庁国際課(道庁代表番号 011-231-4111)

※イベント自体は10:30に開会され14:00までは映画が繰り返し上映されます。

 

★9月8日(日) 14:00「中村三奈子さんをさがす会」集会(同会主催)

・アオーレ長岡(長岡駅徒歩3分)

・特定失踪者家族会中村クニ幹事・調査会代表荒木が参加

・問合せ:中村三奈子さんをさがす会 090-4279-4724

 

★11月9日(土)「拉致問題講演会」(群馬県・救う会群馬他主催)

・館林市三の丸芸術ホール(館林市役所前バス停すぐ 館林市城町1-2   0276-75-3030)

・調査会代表荒木が参加

・問合せ 群馬県地域福祉推進室(027-226-2518)

 

★12月7日(土) 13:00「みやこ町人権のつどい」(みやこ町主催)

・サン・グレートみやこ(みやこ町役場斜向かい 福岡県みやこ町勝山黒田86-1 0930-32-5540)

・調査会代表荒木が参加

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・FM「オレがやらなきゃ誰がやる!」 

毎週木曜日21:00~、「RADIO TXT FM Dramacity 776.fm」(札幌) 

副代表村尾がパーソナリティー 

インターネット「ListenRadio」で札幌以外でもパソコン・スマホから聴取できます。 

http://listenradio.jp

・channelAJER(チャンネル アジャ)では代表荒木の担当する番組『救い、守り、創る』を送信しています。会員制ですが1回30分の番組の前半は無料で視聴していただけます。 

http://ajer.jp 

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※特定失踪者に関わる報道は地域限定であってもできるだけ多くの方に知らせたいと思います。報道関係の皆様で特集記事掲載や特集番組放送などについて、可能であればメール(代表荒木アドレス宛)にてお知らせ下さい。 

<荒木著『北朝鮮の漂着船』(草思社刊)> 

・定価1600円(税別) 

<荒木共著『自衛隊幻想」』(産経新聞出版)> 

・定価1200円(税別) 

<荒木著『靖国の宴」』(高木書房刊)> 

・定価1000円(税別) 

<荒木著『北朝鮮拉致と「特定失踪者」』(展転社刊)> 

・定価1800円(税別) 

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特定失踪者問題調査会ニュース 

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郵便振替口座 00290-8-104325 特定失踪者家族会 

銀行口座 ゆうちょ銀行 普通預金 店番128 口座番号4097270 特定失踪者家族会 代表者大澤昭一 

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