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2020年9月29日

黄海射殺事件の謎【調査会NEWS3339】(R02.9.29)

 9月22日に黄海で起きた韓国水産省職員の射殺焼却事件は韓国政府の発表も混乱しています。もともと嘘を嘘で塗り固めているのですから当然ですが、韓国では「金正恩の謝罪文」で使われている用語が韓国の言葉ばかりとしてSNSなどで偽物説が広がっています。

 これからまた色々出てくると思いますが、韓国のインターネット新聞「ニューデイリー」に掲載された記事の一部を以下翻訳して掲載します。ただしここにある25日には韓国式だった表現が26日に書き換えられたというのもSNSの話とのことなのでどこまで本当か分かりません。

 記事を書いた全敬雄記者によればひょっとしたら原文がなく、向こうが話したのを書き取った可能性もあるとのこと。しかしそれであれば大統領府は発表できないでしょう。また、記事で金ソンミン氏が言っているように金与正が作成したということになればついこの間激烈に韓国政府を攻撃して南北連絡事務所を爆破したのはなんだったのだろうということになります。

 これとは別に韓国軍が聴取した北朝鮮軍の通信内容も明らかにされていますが、そこでは海軍司令部から「射殺しろ」との命令が下命され、艇長が「もう一度お聞きします。射殺しろということですか?本当にですか?」と反問し、9時40分頃に現場から、「射殺した」との報告が上層部に上がったとのこと。

 さて真相は何なのでしょう。いずれにしても射殺された人にはお気の毒ですが、私たちとしてはこれが全体の構造を変えるきっかけとなってくれることを期待するのみです。

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ファクトチェック 血痕(血の跡)、人員(ひと)、理解(了解)…北朝鮮「金正恩通知文」は本物か(全敬雄記者)

 青瓦台(大統領府)が去る25日「北朝鮮が送って来た」と公開した謝罪通知文が作られたものだという指摘と関連して脱北民団体関係者たちは「捏造された者である可能性は低い」と指摘した。それよりは今回の通知文は内容から見て金与正が作成した可能性が高いと付け加えた。

 28日現在オンラインコミュニティとSNSなどでは「青瓦台が去る25日公開した北朝鮮の謝罪通知文の内容が修正された。とにかく青瓦台ないし国家情報院が通知文を捏造したものと思われる」という主張が拡散した。25日青瓦台が公開した北朝鮮の通知文には韓国式表現が多かったが26日には大部分変えられたという指摘である。

(この後の部分は翻訳するとかえって分かりにくいのですが、韓国式の発音や表記が北朝鮮式に変えられたとのことです。以下前が韓国式、後が北朝鮮式の表現です。

 領海「ヨンヘ」→「リョンヘ」

 朝鮮労働党「チョソンノドンダン」→「チョソンロドンダン」

 日付「2020年9月25日」→「主体109年9月25日」

 人員「イノン」→「サラム」

 血痕「ヒョロン」→「ピッジャグク」

 辛苦「シンゴ」→「コセン」

 浮遊物「プユムル」→「テンモク」または「ノルパンジ」)

金ソンミン自由北韓放送代表はこれに関連して「青瓦台であれ国情院であれ北朝鮮がおくってもいない通知文を受け取ったとして捏造するのは難しいと指摘した。金代表は金正恩の名前を付けた架空の通知文を作って公開すれば北朝鮮が激しく対南校正を繰り広げるはずであり、表現の間違いは原本の内容を韓国政府が直して発表したためのものと思う」と説明した。

 金代表は「北朝鮮でも漢字語表現を多く使う」とし、通知文の内容の捏造説をもう一度否定した後「それより目を引く点は今回の謝罪通知文を送った主体が金正恩ではなく金与正であるものと思われる」と指摘した。

 通知文の言葉に「国務委員長金正恩同志は…文在寅大統領と南の同胞に…大変申し訳なく思うという意思を伝えよと言った」という部分と金与正が去る7月から対米・対南関係を総括してきた事実などを総合して見れば金与正が主導して作成した謝罪通知文である可能性が大きいと指摘した。したがって金正恩が直接管理した既存北朝鮮式表現と違っている可能性があるとのことだ。

 北朝鮮軍で労働党直属政治指導員として活動した崔ジョンフン北朝鮮人民解放戦線司令官も同じ見解をだった。崔司令官は通知文に韓国式表現が発見されることに関連して「韓国の記者たちの記事を見ても表現がそれぞれであり、この問題は青瓦台が原文を公開しないから起きたこと」と指摘した。

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北朝鮮船・遺体着岸漂流一覧(令和2年3月24日現在確認分)

http://araki.way-nifty.com/araki/2020/03/post-f7a8e9.html

着岸漂流一覧と失踪関連地点マップ

https://drive.google.com/open?id=1Nsd5Xf9dqDa6AsYv5_4VspEFmeNh95qS&usp=sharing

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<調査会・特定失踪者家族会役員の参加するイベント(一般公開の拉致問題に関係するもの)・メディア出演・寄稿・特定失踪者問題に関する報道(突発事案などで、変更される可能性もあります)等> 

※事前申込み・参加費等についてはお問い合わせ先にご連絡下さい。 

★10月10日(土)「北朝鮮人権シネマフォーラムin能代」(救う会秋田・能代地区主催)

・能代山本広域交流センター(能代市字海詠坂3-2 0185-54-5300) 

・調査会代表荒木が参加

・問合せ:090-5431-0965(小野さん)

★10月11日(日)14:00「荒木和博・三浦小太郎トークショー」(維新政党・新風主催)

・秋田市文化会館(バス「文化会館八橋球場前」下車 秋田市山王7-3-1

 018-865-119)

・調査会代表荒木・顧問三浦が参加

★10月24日(土)14:00「北朝鮮人権シネマフォーラム in 岐阜」(救う会岐阜主催)

・ハートフルスクエアーG(岐阜駅徒歩2分 岐阜市橋本町1-10-23 058-268-1050) 

・特定失踪者家族会吉見副会長・調査会代表荒木が参加

・問合せ:090-8336-8621(野原さん)

★11月3日(火)13:30「拉致問題の早期解決を願う国民のつどいin米子」(政府・鳥取県・米子市・日南町・大山町・伯耆町・鳥取県拉致議連・救う会鳥取主催)

・米子コンベンションセンター(米子駅徒歩5分 米子市末広町294 0859-35-8111 ) 

・調査会代表荒木・理事石原が参加

・参加申込み:info@sakimori-japan.org

★11月21日(土)15:00「防人と歩む会フォーラム」(同会主催)

・高田馬場F1ビル(高田馬場駅前) 

・調査会代表荒木が参加

・参加申込み:info@sakimori-japan.org

★12月5日(土)~6日(日)「第2回 北朝鮮に自由を!人権映画祭」(同実行委員会主催)

・民団大阪ホール(地下鉄谷町線「中崎町」駅2番出口から徒歩3分 大阪市北区中崎2-4-2)

・調査会代表荒木他役員が参加

★12月6日(日)名古屋市啓発行事

 吉見美保特定失踪者家族会副会長が参加

★FM「オレがやらなきゃ誰がやる!」 

毎週木曜日21:00~、「RADIO TXT FM Dramacity 776.fm」(札幌) 他

副代表村尾がパーソナリティー 

インターネット「ListenRadio」で札幌以外でもパソコン・スマホから聴取できます。 

http://listenradio.jp

YouTube Office Movementのチャンネルからはいつでも聴取できます。

https://www.youtube.com/channel/UCTtzOOIcIOa22_gnLubk8Dg

★代表荒木のYouTubeチャンネル

 毎日5~10分配信しています。RadioTalk・GooglePodcastなどでは音声配信で聞くことができます。

https://www.youtube.com/channel/UCSa3H61PRYDyRy4aHvF_VSA

 

★インターネット放送 channelAJER(チャンネル アジャ)では代表荒木の担当する番組『救い、守り、創る』を送信しています。会員制ですが1回26分の番組の前半は無料で視聴していただけます。 

http://ajer.jp 

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※特定失踪者に関わる報道は地域限定であってもできるだけ多くの方に知らせたいと思います。報道関係の皆様で特集記事掲載や特集番組放送などについて、可能であればメール(代表荒木アドレス宛)にてお知らせ下さい。 

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特定失踪者問題調査会ニュース 

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