« 韓国鉄道旅行の話(2月28日のショートメッセージ) | トップページ | 都会と拉致(3月1日のショートメッセージ) »

2021年3月 1日

大都市での一人暮らし【調査会NEWS3404】(R03.3.1) 

 特定失踪者問題調査会副幹事長 杉野正治

 拉致というと日本海側の寂しい海岸を思い浮かべる人もいるでしょう。実際に政府認定拉致被害者17名の多くは日本海側で偶然に拉致をされたことになっています。しかし調査会に寄せられた約470名の失踪者で最も多いのは東京、大阪、名古屋といった大都市です。もちろん人口が多いから失踪者が多いのも当然です。ただ大学や企業など高い知識や技術が集積し、交通網も発達している大都市は、同時に工作活動の拠点でもあります。ある意味で拉致に最も適した地域とも言えるのではないでしょうか。

対象者を探し出しやすい

 「都会で成功したい」とか「将来は世界に羽ばたきたい」とか様々な理由をもって若者たちは都会を目指します。かつては「金の卵」と呼ばれ、各地方から集団就職して日本の高度経済成長を支えた人々も多くいました。同時に、借金や人間関係などに苦しみ、隠れるようにひっそり暮らしている人々もいます。都会は成功への足がかりである一方、人混みに紛れられる、いわば隠れ場所であるとも言えるかもしれません。

 こうした人々に北朝鮮の工作員は巧みに近づきます。多少顔見知りになると、「いい仕事がある」「今度集会があるから覗いてみないか?」と誘う。彼らから将来の夢や、あるいは誰にも言えなかった悩みを打ち明けられたりします。「社会に矛盾を感じる」「人生をもう一度やり直せたら」と漏らす人もいるでしょう。

 これらに対し「北朝鮮という理想郷がある。ひと月ほど(ずっとですが)行ってみないか?」と誘う。金品や就職、海外への渡航(その実北朝鮮への渡航ですが)をチラつかせて彼らを誘うのです。拉致をする側の立場からすると本人がその気になる(つまり北朝鮮に渡る)のが一番手っ取り早い。騙すための芝居をしたり協力を得るために根回しをしたりする必要がなくなるのですから。

 拉致の対象者の選定はかなり慎重に行われたはずです。辛光洙も「判決文」でこれに苦慮していたことが伺われます。どんな技術や知識を持っているか、どんな悩みを抱えているか、本国から提示された条件に見合う人物かどうか。結構重要な部分だったのではないでしょうか。

失踪(拉致)してもすぐには明るみに出ない

  もうひとつ重要なのは、失踪後すぐに大騒ぎになりづらい人物を選ぶということです。

 そもそも都会では隣人同士どんな人が住み、どんな生活をしているか互いに干渉しない。いつの間にか引っ越してきて、知らないうちにいなくなる。いなくなっても気にならない。ずっと後になって、周囲が失踪したことに気づくのです。

 一人暮らしを始める大抵の人は、入居時に親を保証人にします。そして家賃の滞納が続くと、大家さんから遠く離れた親御さんに「お宅の息子さんが○ヶ月ほど家賃を滞納されていまして」と手紙とか電話とかで連絡してくる。慌ててアパートに行ってみると、すでに本人は姿を消している。また新生活を始めて友人や知り合いも少なければ、誰と会ってどんなやりとりをしたかなんて周囲にべらべらと喋らないから、失踪前後の経緯なんてあとになっても誰にもわからないのです。

 これは拉致の実行犯からすると好都合です。とにかく失踪したことで家族や身辺に大騒ぎされては困る。場合によっては警察が出張ってくることも考えられます。現場から離れられるし、場合によっては家出や自殺に見せかけた偽装工作を施すこともできる。おそらく彼らにとっては犯罪を摘発されることよりも、それによって工作網を暴かれることの方が嫌なことでしょう。

 うまく騙す(もしくはその気にさせる)ことに成功すれば、指令された日時、場所に車などで運びます。場合によると多少の距離を移動した方が「アシ」が付きにくくなるのかもしれません。そして闇夜に乗じて接岸してきた工作員に渡し、より大きな船に乗り換えて北朝鮮に向かうのです。

 となると、日本海側の海岸は単なる北朝鮮への出口だと考えたほうがよさそうです。太平洋側だろうが内陸だろうが、日本国内全体が「拉致現場」となりうると思ったほうがいいでしょう。

 繰り返しますが、浜辺をふらふらと歩いていて拉致をされるケースは極めて少ないでしょう。対象者を選定し、騙し、日本海側の海岸に運び、北朝鮮からやってきた舟に乗せる。これには多くの人物が関わっているはずです(そのほとんどは拉致に協力していたことを自覚していないかもしれません)。

 拉致は計画的で大規模な犯行なのです。

///////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////

■マスク・ポスターVer. 24と特定失踪者・拉致被害者パンフレット改訂版好評発売中

・マスク(2枚+マスクケース):1セット2000円

・ポスター(A1版):1枚100円

・パンフレット(A4版20ページ・特定失踪者・政府認定拉致被害者・警察断定拉致被害者・救う会認定拉致被害者の写真と簡単なデータが記載):1冊200円。

 いずれも調査会ホームページからインターネットでご購入いただけます。

https://www.chosa-kai.jp/goods

<調査会役員・特定失踪者家族会三役等の参加するイベント(一般公開の拉致問題に関係するもの)・メディア出演・寄稿・特定失踪者問題に関する報道(突発事案などで、変更される可能性もあります)等> 

※事前申込み・参加費等についてはお問い合わせ先にご連絡下さい。 

★インターネット放送 channelAJER(チャンネル アジャ)

・竹下珠路特定失踪者家族会事務局長兼特定失踪者問題調査会副代表がゲスト

https://youtu.be/KmJaSVAb9E8

★3月4日(木)14:00 YouTube現場ライブ

・代表荒木が秋田美輪さんのバッグと靴が残されていた現場(兵庫県豊岡市)からお送りします。お姉さんで特定失踪者家族会副会長の吉見美保さんも参加されます。

https://www.youtube.com/channel/UCSa3H61PRYDyRy4aHvF_VSA

★3月23日(火)13:00 北朝鮮拉致の真実(多摩市遺族会青年部主催)

・多摩市関戸公民館(聖蹟桜ヶ丘駅徒歩3分 042-374-9711)

・代表荒木が参加

・問合せ 伊野青年部長(080-1131-3609)

★5月22日(土)北朝鮮人権シネマフォーラム in 鳥栖(同実行委員会主催)

・調査会代表荒木が参加

★5月23日(日)13:30 北朝鮮人権シネマフォーラム in福岡(救う会福岡・調査会主催)

・福岡市健康づくりサポートセンター「あいれふ」

 地下鉄赤坂駅徒歩4分(福岡市中央区鶴舞2-5-1)

・調査会代表荒木が参加

・問合せ 救う会福岡(https://sukuukai-fukuoka.jp/mail)

★代表荒木のYouTubeチャンネル

 毎日5~10分配信しています。RadioTalk・GooglePodcastなどでは音声配信で聞くことができます。

https://www.youtube.com/channel/UCSa3H61PRYDyRy4aHvF_VSA

 ★FM「オレがやらなきゃ誰がやる!」 

毎週木曜日21:00~、「RADIO TXT FM Dramacity 776.fm」(札幌) 他

幹事長村尾がパーソナリティー  

現在休止していますがバックナンバーはYouTube Office Movementのチャンネルからはいつでも聴取できます。

https://www.youtube.com/channel/UCTtzOOIcIOa22_gnLubk8Dg

★インターネット放送 channelAJER(チャンネル アジャ)では代表荒木の担当する番組『救い、守り、創る』を送信しています。会員制ですが1回26分の番組の前半は無料で視聴していただけます。 

http://ajer.jp 

★予備役ブルーリボンの会の動画配信「レブラ君とあやしい仲間たち」

・代表荒木がキャスターをつとめています。

https://www.youtube.com/channel/UCPrqeCO5CGlj9Imyzz1_XTg

----------- 

※特定失踪者に関わる報道は地域限定であってもできるだけ多くの方に知らせたいと思います。報道関係の皆様で特集記事掲載や特集番組放送などについて、可能であればメール(代表荒木アドレス宛)にてお知らせ下さい。 

////////////////////////////////////////////////////////// 

北朝鮮船・遺体着岸漂流一覧(令和3年1月22日現在確認分)

http://araki.way-nifty.com/araki/2021/01/post-2e613f.html

着岸漂流一覧と失踪関連地点マップ

https://drive.google.com/open?id=1Nsd5Xf9dqDa6AsYv5_4VspEFmeNh95qS&usp=sharing

_________________________________________ 

特定失踪者問題調査会ニュース 

--------------------------------------------------------- 

〒112-0004東京都文京区後楽2-3-8第6松屋ビル301 

Tel03-5684-5058Fax03-5684-5059 

email:comjansite2003■chosa-kai.jp 

※■を半角の@に置き換えて下さい。 

調査会ホームぺージ:http://www.chosa-kai.jp/ 

YouTube https://www.youtube.com/channel/UCECjVKicFLLut5-qCvIna9A 

発行責任者荒木和博(送信を希望されない方、宛先の変更は 

kumoha551■mac.com宛メールをお送り下さい) 

※■を半角の@に置き換えて下さい。 

<カンパのご協力をよろしくお願いします> 

■特定失踪者問題調査会■ 

●クレジットカードでのカンパが可能です。ホームページから入って手続きできます。 https://www.chosa-kai.jp/net_de_kifu

●郵便振替口座00160-9-583587口座名義:特定失踪者問題調査会 

●銀行口座 みずほ銀行 飯田橋支店 普通預金 2520933 名義 特定失踪者問題調査会 

●労金口座 中央労働金庫 本郷支店 144093 名義 特定失踪者問題調査会代表 荒木和博 

(銀行口座のカンパで領収書のご入用な場合はご連絡下さい) 

■特定失踪者家族会■ 

郵便振替口座 00290-8-104325 特定失踪者家族会 

銀行口座 ゆうちょ銀行 普通預金 店番128(イチニハチ) 口座番号4097270 特定失踪者家族会

_____________________________________________________

|

« 韓国鉄道旅行の話(2月28日のショートメッセージ) | トップページ | 都会と拉致(3月1日のショートメッセージ) »