松野担当大臣への要請文書【調査会NEWS3520】(R3.10.28)
本日私が内閣官房拉致問題対策本部事務局を訪れ特定失踪者家族会・特定失踪者問題調査会から松野官房長官兼拉致問題担当大臣への要請文書をお渡ししました。
総選挙の最終盤であり、「拉致どころではない」との声も聞こえそうですが、私たちからすれば「選挙どころではない」と言いたくなるほど事態が全く前に進んでいません。進まないということは「現状維持」ではなく、時間がなくなる分「悪化」です。この各項目は何としても実現して参りたいないようです。今後国会や様々なルートを使い進めていきます。ご協力をよろしくお願い申しあげます。
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(要請文書)
令和3年10月28日
内閣官房長官兼拉致問題担当大臣 松野博一様
特定失踪者家族会会長 今井英輝
特定失踪者問題調査会代表 荒木和博
平素の拉致被害者救出のためのご尽力に心より敬意を表します。さて、総選挙の最終盤に誠に恐縮ではありますが、今次選挙でも拉致問題はほとんど争点になりませんでした。被害者及び家族の年齢を考えれば時間の経過は「停滞」ではなく「悪化」です。一刻も早い進展のため、以下の各項目についてお願いする次第です。何卒ご理解賜りますようお願い申しあげます。
記
1、総理と特定失踪者家族との面会は歴代総理に要請し、未だ実現していません。「認定の有無にかかわらず」と言っている政府の姿勢が全く矛盾していることの象徴です。岸田総理は過日自民党総裁に選出されたときあいさつの中で「岸田文雄の特技は、人の話をしっかり聞くということであります」と言っておられます。ぜひその特技を発揮して戴き、特定失踪者家族の話をしっかり聞いていただきたくお願い申しあげます。
2、現在の政府認定・警察断定拉致被害者19名以外に拉致の可能性がある人が、特定失踪者問題調査会に約470名、その大部分を含め警察にも900名近くいます。この900名の中には、北朝鮮での目撃・生存情報や、写真等の証拠がある被害者もいます。「日本国民を見捨てない」との思いで、北朝鮮に対し「拉致被害者の全員帰国なくして国交の樹立はあり得ないし、いかなる協力もしない」と明確にして下さい。「しおかぜ」ではこのメッセージを可能な限り北朝鮮に伝えます。拉致問題担当大臣には就任後メッセージの収録をしていただいておりますが、今回はさらに総理にもメッセージの収録をしていただきたく、お願い申しあげます。
3、北朝鮮の内部が相当混乱した状況であることに鑑み、政府・与党として様々なチャンネルを使い、とりわけ官房長官の記者会見で「北朝鮮のどのような組織・個人であれ拉致被害者救出に協力する場合は政府が全面的な支援・協力を行う」とのメッセージを発して下さい。「しおかぜ」ではこのメッセージを可能な限り北朝鮮に伝え、またその反応をキャッチするための情報収集にも全力で取り組みます。
4、拉致被害者救出のために自衛隊に対し任務付与をして下さい。自衛隊法・憲法による制約というのは役所の言い訳に過ぎません。北朝鮮が拉致を認めて5人が帰国してから19年が経過しても未だに1人の救出も叶わないことは、多数の拉致被害者を見殺しにしているのと同じことであり、実際この19年の間にも北朝鮮で亡くなった拉致被害者がいる可能性は否定できません。被害者を救出するためには政治の決断が必要です。
5、拉致被害者支援法を改正し、認定の対象となる拉致被害者を「日本国内で拉致された者及び国外で拉致された日本国民」として下さい。また高敬美・剛姉弟については警察が拉致被害者として断定し、当時の対策本部総合調整室長が他の認定被害者と同様に扱うと明言しています。現状でも拉致被害者は17人ではなく19人であると明言し、政府広報物もそれにそって修正して下さい。
6、政府(総務省)による短波送信施設の維持・管理を実現して下さい。設備の老朽化、NHKによる設備削減は危機管理、安全保障の観点から国益を損ねる重大な問題です。これは「しおかぜ」「ふるさとの風」による北朝鮮拉致被害者向け放送のためだけでなく、全世界の邦人が有事の際保護、情報共有を受けられるようにするためであり、アフガンの例を見ても明らかです。
7、警察官・海上保安官・自衛官の制服にブルーリボンを付けるようにして下さい。これは国民への啓蒙のみならず北朝鮮と日本国内の工作員にも圧力となると考える次第です。
以上
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<調査会・特定失踪者家族会役員等の参加するイベント(一般公開の拉致問題に関係するもの)・メディア出演・寄稿・特定失踪者問題に関する報道(突発事案などで、変更される可能性もあります)等>
※事前申込み・参加費等についてはお問い合わせ先にご連絡下さい。
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★10月30日(土)14:00 熱田神宮文化講座(熱田神宮主催)
・熱田神宮文化殿
名鉄神宮前徒歩3分(名古屋市熱田区神宮1-1-1)
・代表荒木・特定失踪者家族会吉見副会長・小久保稔史さん従兄弟石川孝一さんが参加
・問合せ 熱田神宮文化殿(052-671-0852)
★11月13日(土)17:30「草莽志塾」(同塾主催)
・かでる2.7(札幌市中央区北2条西7丁目 011-204-5100)JR札幌駅徒歩13分
・代表荒木が参加
・問合せ・出口塾頭(011-737-1798)
※事前申込みが必要です
★12月4日(土)~5日(日)「第3回北朝鮮人権映画祭」(同実行委員会主催)
・会場 新潟市民プラザ(新潟市中央区西堀通6-866 NEXT21 6F 025-226-5500)バス古町下車すぐ
・代表荒木・幹事三浦・幹事稲川が参加
・問合せ 調査会
★12月12日(日)14:00 北朝鮮人権シネマフォーラム in 秋田(救う会秋田主催)
・秋田市文化会館
秋田駅からバス10分「文化会館・八橋球場前」下車(秋田市山王7-3-1)
・代表荒木・幹事松村が参加
★代表荒木のYouTubeチャンネル
毎日5~10分配信しています。RadioTalk・GooglePodcastなどでは音声配信で聞くことができます。
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・代表荒木がキャスターをつとめています。
https://www.youtube.com/channel/UCPrqeCO5CGlj9Imyzz1_XTg
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北朝鮮船・遺体着岸漂流一覧(令和3年1月22日現在確認分)
http://araki.way-nifty.com/araki/2021/01/post-2e613f.html
着岸漂流一覧と失踪関連地点マップ
https://drive.google.com/open?id=1Nsd5Xf9dqDa6AsYv5_4VspEFmeNh95qS&usp=sharing
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