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2022年9月27日

沼津市議会での拉致問題関連図書充実に関する質問

特に地方議員の皆様へ
 以下は静岡県沼津市の小澤隆市議が昨日9月26日市議会の一般質問で行った拉致問題関連図書充実に関する質問です。各自治体でこのように質問していただけますようお願いします。一般の方もお知り合いの議員さんに勧めていただければ幸です。
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 市立図書館における拉致問題関連図書の充実について
 令和4年8月30日付で、文部科学省から自治体に対して要請文書が送られています。
 「北朝鮮当局による拉致問題に関する図書等の充実に係る御協力等について」という内容です。
 それに先駆けて、内閣官房拉致問題対策本部事務局政策企画室から文部科学省に依頼文書が送られており、その内容は、「令和4年度北朝鮮人権侵害問題啓発週間(12月10日~16日)に向けて、拉致問題に関する図書等の充実を図るとともに、拉致問題に関するテーマ展示を行う等、児童生徒や住民が、手にとりやすい環境の整備に御協力いただくようお願いをする」という趣旨のものでした。
 これを受けての対応についてお伺いしたいわけですが、そもそも拉致問題への取り組みがなぜ必要なのか改めて申します。
 まつりごとの最も大切な使命のひとつは、国民の生命・財産を、責任をもって守ることです。地方自治体においてもこれは同様であると考えます。即ち拉致被害者の救出については、政治に責任があります。
 また、過去の私の一般質問の繰り返しにはなりますが、特定失踪者、確定ではなくとも拉致の可能性を排除できない方々がいらっしゃり、その中で沼津に関係する方は沼津市民の橘邦彦さん、大瀬崎で失踪された大屋敷雅之さん、「千本浜海岸で泳ぐ」と言って行方不明となられた横山貞二さん、千本浜でサンダルを残して行方不明となった氏名非公開の男性と、少なくとも4名の方がいらっしゃいます。
 つまり、沼津市民にとって拉致問題はまったく他人事ではありません。沼津に関係する特定失踪者問題の解決、被害者の救出を叫ぶ声は、現在においても私は市内でほとんど聞いたことがありません。しかしこのような状況だからこそ、市立図書館の対応が小さなものであったとしても、大きな一歩となる可能性があります。
 本市ではこの要請を受けて、関連図書の充実に向けた取り組みを行う考えはあるのか、伺います。
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(答弁)
・北朝鮮当局による拉致問題は、国民の生命と安全に関わる重大な問題であり、一刻も早く解決すべき喫緊の課題であると考えている。
・この問題に対し、文部科学省からは、特に若い世代をはじめ住民等への理解促進を図るため、拉致問題に関する図書の充実等が求められている。
・現在、市立図書館では、拉致の問題に関する図書資料を、政治、社会、法律、文学等、幅広い分野において100冊程度所蔵しており、今後もこれらの資料の充実を図っていく。
・12月の啓発週間には、ポスターの掲示等を行うとともに、関係図書を集めた特設コーナーを設けるなど、児童生徒や市民が手に取りやすい環境を整備することにより、周知と理解をより一層深めていきたいと考えている。

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