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2023年7月21日

反物事案【調査会NEWS3738】(R5.7.21)

 前号でお知らせした26日水曜日の会見については、増元照明副代表(元家族会事務局長)も参加します。ぜひご参加・ご視聴下さい。なおお伝えしましたようにYouTubeのチャンネルは私のチャンネルではなく調査会の公式チャンネルです。

https://youtube.com/@user-hq8iu8fn5k

 ところでその調査会のチャンネルに上がっている動画で一番再生回数が多いのが

「『横田早紀江さん拉致未遂?』早紀江さんの証言映像公開」で15万回視聴されています。

https://youtu.be/Jr-B_caoN1A

 めぐみさんが拉致されてからしばらくして、帰宅途中の早紀江さんが不審な男に「反物の良い物が安く展示してあるので、見に来ませんか」と声をかけられました。この動画は早紀江さんの生々しい証言です。

 反物に関わる不審な事件はいくつかあり、資料を下に載せておきますが、反物にまつわる話は西陣の染物会社に勤めたことのあった鈴木清江さんとか、色々出てきます。ちなみに鈴木清江さん失踪に関する現地ライブはこちらからご覧になれます。

https://youtu.be/W4Rf6rHUyWA

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令和4年11月24日

  「反物事案」について

     特定失踪者問題調査会

 横田早紀江さんがめぐみさんの拉致された翌昭和53(1978)年、拉致未遂に遭っていた可能性がある。

 以下のように和服の反物を売ろうとする不審な人物を過去に目撃したとの三つの情報が入ってきた。その一つは横田めぐみさんの母、早紀江さんである。もう一つは千葉県在住の男性とその母親である。さらに横浜で特定失踪者の親戚が同様の形で声をかけられている断言はできないがこれは拉致の手口の一つである可能性がある。詳細は以下の通り。

1、横田早紀江さんに関わる「反物事案」

 昭和53(1978)年3月以降(3月~5月あるいは11月?)頃、午前中(もしくは夕方の時間帯?)に、所用(PTAないし買い物?)で早紀江さんが新潟市水道町の当時自宅から大通りに出て出かけた際に、めぐみさんが拉致されたと思われる交差点付近より少し南側、当時あったホテル前付近で、海岸の方を向いて左に寄せた乗用車(色不明)が駐車している事に直前で気付く。

 その車の側から1人の男が反物を2本手に持って「奥さん、反物の良い物が安く展示してあるので、見に来ませんか」と声を掛けて来た。近くにはもう一人の男がいた。車には別の男2人が乗車していたとみられる。

 男達は、背広を着用し、30代前後、身長はそれほど高くなく、どちらかと言えば きゃしゃな感じ、髪型は普通の七三分け、メガネはかけていない。日本語に不審な点は無く、気さくな感じだった。

 当時はめぐみさん失踪からまだ日も浅く、早紀江さんの心はどん底の状態でそれどころではなかった。また、早紀江さんは以前に呉服店に勤めた経験があり、展示会などを路上にて声をかけ誘う事はあり得ない、顧客には招待状を出すのが普通だという認識があり、非常に不審な感触を抱いた。めぐみさんがいなくなった直後から不審な電話などもあり、日常的に警戒心を持っていた。

 早紀江さんは怖くなり、すぐに申し出を断って、新潟大学の交差点方向へ向かった。後を付けられていないか不安であったが、後ろを振り返る事は出来なかった。用事を後回しにし、そのまま新潟中央警察へ直行。不審な人物に声を掛けられた事について通報した。車のナンバーは記憶しておらず、警察は調べておきますと対応したと言う。その後、警察からは「あれ以来そのような不審者は現れず、何でも無いですよ」と告げられた。

2、千葉県における「反物事案」

Aさん(男性)と、その母であるBさんは、千葉県内に居住し、Aさんは昭和44(1969)年若しくは昭和45(1970)年に千葉市内で。Bさんは昭和50(1975)年の春に四街道市内で拉致未遂と思われる事象に遭遇されている。

(1) Aさん(四街道市在住)

高校を卒業した昭和44(1969)年、若しくは翌年45年当時、受験勉強のため毎日、千葉市中央区の県立図書館に自宅の四街道市から電車で東千葉駅まで移動し、同駅から国道128号線沿いに徒歩で通っていた。図書館に通う時間帯は毎日同じ時刻で、図書館の開館時間前に到着する日課の繰り返しだった。

季節不明の某日、それまでの日課と同じく、東千葉駅から徒歩で図書館に向かって歩き、千葉市中央区本町3丁目に架かる「大和橋」まで来ると、大和橋の手前・左側路上に頭を図書館方向に向けた白いセダンの乗用車が右側後部座席ドアを開放した状態で停車し、脇に黒っぽいスーツを着用した20~30代前半の男2名が立っていた。

男たちは、息子さんが車の位置に差し掛かると流暢な日本語で呼びとめ、「自分たちの勤めていた呉服店が倒産して現物支給として反物を貰った・・・その反物を買ってくれないか? 反物は車に積んであるので、乗って見てほしい」と話しかけてきた。

息子さんは反物を購入する気持ちは無かったが、誘われるままに車の方に近づいていったが、中に積載されているはずの反物が見えなかったため、「おかしい」と思い、「もう、いいよ!」と男たちの誘いを断り、そのまま図書館に向かった。

その後、このことを忘れていたが、4~5年前に何かの拍子に昭和48(1973)年7月に千葉県市原市で失踪した古川了子さんのことを知り、「自分があの時経験したことは古川さんの拉致事件と関係があるのではないか?」と思うようになり、警察署にも話しに行ったが、警察では話を聞いてくれただけだった。

今回、別の警察の紹介で当調査会に情報を提供することになり、その旨を母Bさんに話したところ、Bさんも同じ経験をしていたことが判明した。

(2) Bさん(四街道市在住・Aさんの母)

昭和50(1975)年頃の4月頃、昼食後に自宅から徒歩で買い物に向かう途中、自宅から約100mほどの路上に、濃紺色のバンが停車し、脇に濃紺色の上下服の30歳前後の男2名が立っていて、母親が近づくと「着物はどうですか?…良かったら見てください」と呼びかけ、更に「見るんだったら中に入って見て下さい」と、勧めてきた。

バンの後部荷物室には確かに着物や反物が積載されているのが見えたが、「品物を見せるのなら、後部の扉を開ければ見せられるのに…」と不審に思い、「(見なくても)いいです」と断り、その場から立ち去り買い物に向かった。

男たちは2人ともロイド眼鏡をかけていたが日本語に違和感はなかった。

買い物からの帰途、同じ道を通ったが、既に男たちの姿はなかった。

3、横浜における「反物事案」

昭和60(1985)年から平成4(1992)年頃の間に、特定失踪者永本憲子さん(昭和61年高知県宿毛市で失踪)の従姉妹Mさんが以下のような経験をする。

・当時住んでいたアパートから最寄りの東急東横線日吉駅に向かう途中で車から男性に声をかけられた。「勤めていた呉服店が倒産し、呉服の在庫を抱えて困っている、安くするので見てみないか」と言った。バンタイプの車で、中は確認しなかったと思うが、後ろに何か荷物を載せているような雰囲気はあった。声をかけられた場所は角を曲がれば駅まで一直線のところ。人通りも駅前とはずいぶんと違う。なぜ、この場所なんだろう。ふと思ったのは駅前には交番(当時)があるからではないかう疑いだった。加えて、いくら横浜とはいえ、車で道端で声をかけて呉服を売るというのは、あまりにずさんな売り方ではないかとすぐに断った。

 以上から推測されるのは次のようなことである。

(1)横田めぐみさんの拉致の後、本人の精神状態が安定しないため、母親早紀江さんを拉致しようとした可能性がある。これは1970年代にアベック・夫婦の拉致及び失踪が集中していることとも関連する。

(2)横田早紀江さんを狙って拉致をしようとしたとすれば、めぐみさんの拉致から9か月後の曽我ひとみさん・ミヨシさん母子についても、同様の目的で拉致が行われた可能性がある。アベック拉致が拉致対象者を北朝鮮に連れて行った後安定させるためだったとすれば、親子で連れて行くということも当然ありうるはずである。また、昭和49年7月に失踪した峰島英雄さん、関屋俊子さん、遠山常子さん3人の失踪も同様該当する可能性がある。

(3)同様の話が全く離れた3箇所で出てきたということは北朝鮮工作機関のマニュアルに拉致対象者を誘引する手段として反物等の物品販売を使うことが記載されていた可能性がある。そうであれば同じような拉致ないし未遂事案が他にも起きている可能性がある。今後さらに情報の収集が必要である。

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■調査会の出版『北朝鮮 拉致と工作活動Ⅰ 拉致回廊 日本列島を行く』(杉野正治副幹事長著)。Amazonでお求めになることができます。(オンデマンド出版のため書店ではお求めになれません)

◎書籍版2200円(本体+税)

https://www.amazon.co.jp/dp/B0B37KWH2Y

◎Kindle(電子書籍)版(1400円)

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■拉致問題関連書籍一覧(特定失踪者家族会作成)

http://araki.way-nifty.com/araki/2022/09/post-cf6ae2.html

<調査会・特定失踪者家族会役員等の参加するイベント(拉致問題に関係するもの)・メディア出演・寄稿・特定失踪者問題に関する報道(突発事案などで、変更される可能性もあります)等>  ※事前申込み・参加費等についてはお問い合わせ先にご連絡下さい。

※記載されている参加者は調査会・特定失踪者家族会役員のみです。

★7月26日(水)18:00 「調査会会見」(調査会主催・どなたでも参加できます)

・小石川運動場2階会議室(都営地下鉄大江戸線飯田橋駅C3出口3分 東京都文京区後楽1-8-23 Tel 03-3811-4507)

・代表荒木他役員が参加

・調査会チャンネルでYouTubeライブを行います

https://youtube.com/@user-hq8iu8fn5k

★7月28日(金) 18:30 「黄海韓国公務員事件の真相を探る ! 」(北朝鮮人権映画祭実行委員会主催)

・文京シビックセンター4F 区民会議室 (東京都文京区春日1-16-21)

 後楽園(南北線・丸ノ内線)・春日(大江戸線・三田線)下車すぐ 

・代表荒木が参加

・問合せ kumoha551@mac.com(荒木)

★7月30日(日)14:00 「ふるさとの風・しおかぜ共同公開収録」(拉致問題対策本部事務局・調査会主催)

・前橋会館(前橋市大手町2-1-1 027-226-4850

 前橋駅・新前橋駅・中央前橋駅からバス6~7分。県庁前下車。

・幹事長村尾が参加

・参加申込・問合せ 株式会社アイディ内事務局(03-3357-1189)

★11月4日(土) 13:30 「拉致問題講演会」(群馬県・桐生市・県拉致議連・救う会群馬主催)

・桐生市

・代表荒木が参加

・問合せ 群馬県庁人権同和係(027-897-2687)

★代表荒木のYouTubeチャンネル

 毎日5~10分配信しています。RadioTalk・GooglePodcastなどでは音声配信で聞くことができます。

https://www.youtube.com/channel/UCSa3H61PRYDyRy4aHvF_VSA

★インターネット放送 channelAJER(チャンネル アジャ)では代表荒木と幹事長村尾の担当する番組を送信しています。会員制ですが1回26分の番組の前半は無料で視聴していただけます。  http://ajer.jp

 荒木担当 『救い、守り、創る』

 村尾担当 『オレがやらなきゃ誰がやる!』

★予備役ブルーリボンの会の動画配信「レブラ君とあやしい仲間たち」

・代表荒木がキャスターをつとめています。

https://www.youtube.com/channel/UCPrqeCO5CGlj9Imyzz1_XTg

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  ※特定失踪者に関わる報道は地域限定であってもできるだけ多くの方に知らせたいと思います。報道関係の皆様で特集記事掲載や特集番組放送などについて、可能であればメール(代表荒木アドレス宛)にてお知らせ下さい。  ////////////////////////////////////////////////////////// 

 北朝鮮船・遺体着岸漂流一覧

http://araki.way-nifty.com/araki/2021/12/post-1a801e.html

着岸漂流一覧と失踪関連地点マップ

https://drive.google.com/open?id=1Nsd5Xf9dqDa6AsYv5_4VspEFmeNh95qS&usp=sharing

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 特定失踪者問題調査会ニュース

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発行責任者荒木和博(送信を希望されない方、宛先の変更は  kumoha551■mac.com宛メールをお送り下さい)

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●郵便振替口座00160-9-583587口座名義:特定失踪者問題調査会  ●銀行口座 みずほ銀行 飯田橋支店 普通預金 2520933 名義 特定失踪者問題調査会  

●労金口座 中央労働金庫 本郷支店 144093 名義 特定失踪者問題調査会代表 荒木和博  (銀行口座のカンパで領収書のご入用な場合はご連絡下さい)  

●毎月定額をカードから引き落とし支援するマンスリーサポートはこちらから

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郵便振替口座 00290-8-104325 特定失踪者家族会  

銀行口座 ゆうちょ銀行 普通預金 店番128(イチニハチ) 口座番号4097270 特定失踪者家族会

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